この世界の片隅に

宇多丸 「点数をつけるなら5000億点。今年一番というだけでなく、日本映画史に残る作品」

この世界の片隅に

絶賛されてたから見に行ったけど本当に良かった。確かにこの作品は100点ではまったく収まらない。やり過ぎなくらい完成度が高いw
この作品は最早「アニメ」と言う枠を超えている。反戦映画と言うより終戦映画だ!!紛争地の人間がこの作品を見たら直ちに武器を捨てて戦争を止めるレベル。実際に世界を変える力を持つ文化兵器であり、軍事力以上の価値がある。

宇多丸さんが「アメリカ人に見せたい」と言っていたが本当に地球人全員に見せたい作品。文化も言語もローカル過ぎて半分も意味が通じないだろうがそれでも十分過ぎる感動を与えられるだろう。

観客はお年寄りが多かった。アニメ映画を見るために老夫婦が映画館にまで来るなんてすごい。ノスタルジーに浸るためだけにでも見る価値のある本当に良い映画だよ。
岡田斗司夫さんが「ジブリ越えてる」と評価していたそうだが、キャラクターは地味だけど戦闘シーンの迫力もエヴァンゲリオン(笑)とかシン・ゴジラ(笑)を遥かに凌駕してると思うんですよ。
リアルに空襲されてる気分になりますからね・・・

欠点という程ではないけれど原作のラストのセリフが削られているせいでやはり少しモヤっとする。日本が一方的な被害者の様になってしまっている(´・ω・`)
日本が戦争加害者であると言う側面をほんの一言ですら言う事ができなかったのであれば、この悲惨な物語が現代に繰り返されるのを止める事はできないのではないかと陰鬱な気持ちになる。
安倍政権下でこの映画を見ると、とても他人事とは思えないですね・・・

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