地震の年表
887年
・8月2日 越後西部を震源。津波による溺死者は1000人にのぼったとされる。
・8月26日 仁和地震(東海・東南海・南海地震連動説有)- 五畿七道諸国大震、京都・摂津を中心に死者多数。津波あり。南海地震の記録だが地質調査によればほぼ同時期に東南海・東海地震も発生。津波堆積物からM 9クラスであったとする説もある。

南海地震が起きた同じ年、同じ月に新潟でも大地震が起きている。
溺死者1000人は東北沖の貞観地震に匹敵する被害で、現代の人口比だと2万人くらいが津波で亡くなった事になる。

南海地震がデカ過ぎたせいで霞んでしまい、あまり注目されてこなかったが887年の越後地震もマグニチュード9に迫る巨大地震だった。
翌年888年には八ヶ岳が噴火して山体崩壊を起こしている。八ヶ岳は丁度新潟と東海の中間にある
八ヶ岳を中心に地下でマグマが上昇し、それが新潟と東南海の断層を圧迫して超巨大地震を引き起こしたのだろう。

八ヶ岳には「富士山と背比べをして勝利、しかし富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になった」という伝説が残っている。
十和田湖にも同じ様な三湖伝説が伝わっている。
過去の激しい噴火がこの様な伝説を生み出した。昔の八ヶ岳の噴火は富士山より遥かに強力だったのかも知れない。
そうであるなら八ヶ岳の噴火エネルギーが日本海側と南海の両方でM9クラスの地震を発生させたとしても何らおかしくはない。

元々地殻の圧力が高まっていた所に、越後地震が引き金となって東海・南海・東南海が連動する巨大地震が起きたのでは?
南海地震は明らかに東日本大震災よりも規模が大きい。越後地震まで連動したと考えるならマグニチュード9.2以上の超大型地震だった可能性があります。

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