ジャンケンはご存知のようにグー、チョキ、パーの三種の手で勝負するシンプルなゲームだが、普通にじゃんけんをした場合、相手がグー、チョキ、パーのいずれかを出す確率は完全に三分の一なので、純粋に「運」の勝負であって「戦術」が入り込む余地はない。

しかし、「最初はグー」で始めた場合は違う。最初にグーを出した後だと心理的な影響によって次に出す手の割合が完全な三分の一ではなくなる。それこそがジャンケン攻略の「鍵」となる。

「最初はグー」で一度グーを出した人間が次も同じ手を出す可能性は低い・・・
なぜなら、人間の筋肉は動くよりも動かない方が辛いからだ。
最初はグーの後に拳を握った状態を維持し続けるには、強い精神力がいる。
人は無意識の内に「筋肉を動かしたい」と欲するので、グーの後にグーは出さず、チョキかパーを出す可能性が高い。
それならば「最初はグー」で始めた場合、ジャン拳で最も勝率が高いのは「チョキ」と言う事になる。

この考え方だと、「チョキ」でアイコになったら次はパーを出すのが最良となるのだが、実際には「最初はグー」でジャンケンをしてチョキでアイコになった場合、相手が次に出す確率が高いのは「パー」だ。
グー、チョキ、と続いたらパーで繋げるのが最も自然だからであーる。グー、チョキの後に「パー」を出さないひねくれ者はそうはおるまいよ。

相手がパーを出すと分かっているのだから、「最初はグー」で初めて「チョキ」を出し、アイコになったら又「チョキ」を出すべき。
これこそ最も確実なジャンケン攻略法である!

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