脳死と判定された人の意識回復例
「脳死の人は、二度と回復しない」とされてきたが、アメリカ合衆国で脳死と判定された21歳の青年ザック・ダンラップ Zack Dunlap が臓器摘出手術直前に手足を動かし、最終的に意識を取り戻したことが、2007年にあった。

オクラホマ州在住のザック・ダンラップ青年は、11月17日午後7時30分頃に四輪バイクを運転中に交通事故に遭い、90キロメートル離れたテキサス州の町ウィチタフォールにあるユナイテッドリージョナル病院に搬送された。
頭蓋骨複雑骨折で重篤状態が続き、11月19日午前11時10分にレオ・マーサー医師が、脳血流検査と脳死判定基準により、ザック青年が脳死であると判定した。

臓器提供の意思表示が示された運転免許証を患者が所持していたということで、臓器摘出手術に向けて準備が進められる。
いとこの看護師がポケットナイフでかかとから足先までに引っ掻いたときザック青年の足が上に動き、手の爪の下に痛み刺激を与えると手を強く動かした。
マーサー医師が来て手を自発的に動かすことを確認し、摘出手術の準備が中止された。

救命処置の結果、11月24日に目を開き、11月26日自発呼吸の回復が確認され人工呼吸器のチューブがはずされた。
その後12月2日に言葉を話すまでに回復して、翌年2008年1月6日に退院した。
なお、ザック青年は、脳死と判断したときの医師の言葉を聞いて記憶していた。

ウィキペディア 脳死 10月14日早版から

俺も昔は「脳死は人の死ではない」なんて聞いたら「m9(^Д^)プギャー!!」って思ってましたけど、こういう例を見ると絶対に脳死状態になっても臓器提供なんてしたくないと思いますね。

脳について、人間はまだあまりわかっていない。「脳死は人の死である」と言うのは一つの仮説にすぎません。
脳細胞が再生する場合もある。事実、20年くらい植物状態だった青年が意識を取り戻したケースもある。
その間母親がずっと世話していて、安心できる環境にいた事が脳の回復に役立ったと言われている。

脳死状態のドナーから臓器を取り出す際、医師は大量のモルヒネをドナーに投与するそうだ。
体にメスを入れるとドナーの心拍数が上がり、「痛み」を感じているような反応を示すからである。
脳死でも痛みくらいは感じるかも知れない。意思表示ができない状態で生きたまま体を刻まれるなんてこんな野蛮な事はない。
臓器移植は即刻止めるべきではないだろうか?iPS細胞による臓器再生技術に期待するしかないでしょう。。。

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