我が国では長らく「資本主義が正しい」と信じられてきた。その事に疑義を挟もうものなら「アカ」呼ばわりされ、社会的に抹殺されかねない。まるで魔女狩りのようだ。
国民は資本主義の呪縛に囚われ、マインドコントロールされていると言っても過言ではないでしょう。

「アメリカと資本主義」はセットのようなものであるから、資本主義の否定はアメリカを否定するようなもの。
アメリカの犬である自民党の政治家にそんな事はできない。
だが為政者たるものは「本当に資本主義は正しいのか?」と常に疑って考えていて欲しいものだ。
何にも考えずに資本主義を受け入れるのは余りにも無責任な態度だからです。

人間は本質的に不完全な存在なのだ。当然人間の作り出した資本主義もまた不完全なシロモノである。
99・9%は仮説』と言う考え方こそ正しい。資本主義を絶対視するのは明らかに間違いだ。

共産主義が間違っていたからと言って、それが資本主義の正しさを証明する事にはならない。
民主主義国家においては最大多数の最大幸福の追求こそが絶対的な至上命題だ。
資本主義も共産主義も方法論の違いに過ぎない。
一部の人間の幸福だけが最大化されているなら、その点だけを持ってして資本主義は間違っていると断言できる。
市場原理主義など最早カルトと変わらんだろう。

国家を市場よりも上であると位置づけるフランスなどは決して闇雲に市場原理主義を受け入れたりはしない。
市場原理主義はアナーキズムに通じるし、民主主義を破壊する恐れがある。
「何でも市場に任せれば上手くいく」と言う思想は無能な政府にとっては都合の良い考えかも知れないが・・・

今現在国民の幸福度において最も成功しているのは北欧型の社会主義モデルだ。
資本主義が最良と言う仮説は既に崩れ去った。我々は大きく方向転換すべき時に来ている・・・

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