ホリエモンが「お金は平等だ」と言っていた。「お金で買えないもの、例えば家柄や肌の色などは差別につながる」からと。
でも本当はお金って本質的に平等なものではないと思うんですよ。生まれながらに貧富の差だってあるし。
お金持ちと貧乏人ではお金の「価値」自体が違ってくる。
年収二千万の人間と二百万の人間とでは同じ一万円でもそれに感じる価値は10倍"以上"の差がある。
年収が1500万円を超えるとそれ以上収入が増えても幸福感は変わらないそうです。必要以上のお金はあってもなくても同じなのでしょう。

金があればホリエモンにだって美女がいくらでも群がってくるけど、女の方はお金のために嫌々やってるのに、一方のホリエは自分にとって痛くも痒くもない金額で女を買う事ができる。果たしてこれは平等だろうか?

そもそもお金を使った売買で完全な等価交換はありえない。まったく同じ価値の物だったら交換する意味がないからだ。
お金のやりとりでは必ずどちらかが損をしている。公平ではない。
人間は「不公平」な扱いをされると怒りを覚える本能があるので、売買をすればするほど双方に不満も溜まっていく。
過度なお金のやりとりは人間を不幸にすると言えるでしょう。だからお金が絡む仕事仲間といるより、貸し借りのない友達と一緒にいる方が楽しく感じられるのです。

福祉大国の北欧では貧乏人は殆ど金を使わずに生活でき、そのおかげもあって国民の幸福度が世界一高い。
何をするにも金がかかる日本はGDPこそ高いが国民の幸福度は世界最低レベル。
日本社会は根本からして間違っているのではないでしょうか・・・?

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