K-T境界
白亜紀末の大量絶滅K-T境界の痕跡が見つかるのはシバ・クレーターを作った小惑星の軌道上に多い。
小惑星はカリブ海に衝突し地中海の地下を通って恐らくはインド洋にある東経90度海嶺のホットスポットから地上に飛び出した。
小惑星によって空けられた穴からマグマが噴出してホットスポットになったのです。

シバ・クレーター
北極海にもシバクレーター・によってできたと思われる跡がプレート上に刻まれている。
ただこれはプレートの移動によって南に流れてきた物であり、実際に小惑星が衝突したのはもっと北側だ。

当時はインドとオーストラリアがくっついていて、小惑星が地下から地上に突き抜けた事によってヒマラヤ山脈やエベレストができた。
大陸地殻は厚さが30km以上ある。その地殻を突き破ったのだから。5000メートル級の山脈がクレーターとして残っても不思議ではない。

シバ・クレーター形成時には地殻津波によって高さ3000メートルを超える津波が発生しただろう。
雲よりも高い大津波が世界中を襲い、生物の大量絶滅「K-T境界」が始まった。

シバ・クレーターができる前までオーストラリア・インド・南極・アメリカ大陸は数珠状に繋がっていた。
2億5000万年前ペルム紀末に南極に衝突した小惑星によって、パンゲア大陸はバナナの皮を剥いた様にアフリカを中心として南極ーアメリカ大陸とオーストラリア・インドに引き裂かれた。
だがこの時点では大陸は分裂したわけではなかった

カリブ海に落ちた小惑星がパンゲア大陸の地下を横断した為に、超大陸が分断されてしまったのです。

オーストラリア・プレート
インドはオーストラリアにくっついていたが、インドはアラビア半島と続いていて、アフリカと地続きだった。
小惑星によってアフリカとヨーロッパが分断され、インドとアラビア・プレートも分離し、ヨーロッパとアフリカの間にアラビア半島が挟まった。

インドネシアやパプアニューギニアも元々はオーストラリアを取り巻いていたが、オーストラリア北東にシバ・クレーターができた為に衝撃波ではじき飛ばされてインドネシアなどの大部分が海に沈んだ。

小惑星が地下を貫通した事によって小惑星の軌道周辺のマントルの密度が下がり、マントルの空白域に吸い寄せられてシバ・クレーターと共にインドが北上してユーラシアに衝突したのでしょう。

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この衝突は、海を沸騰させ、空を赤く焦がし、30分にわたって地球全体に地震を起こしたという。
衝突のエネルギーで高さ数千メートルの津波が海洋全体に広がったと見られる。さらに初期地球の構造プレートを恒久的に変化させ、その結果われわれが知る現在のプレートになった可能性もある

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