脳に刻まれたモラルの起源』という本によるとオキシトシンの分泌量が多い人は扁桃体が小さく、逆にオキシトシンが少ない人は扁桃体が大きいそうだ。オキシトシンには扁桃体の働きを抑える作用があるらしい。
トラウマになる嫌な記憶は扁桃体に記憶されているので、オキシトシンの分泌量を増やせばトラウマのフラッシュバックが軽減される可能性がある。
幼少期に親とのスキンシップが多かった子供はストレスに強くなると言うが、それもオキシトシンによって扁桃体が制御された結果ではないだろうか?

恋愛などによる過剰なオキシトシンの分泌は情緒不安定をも引き起こすので却って精神に有害だが、適度な量のオキシトシンは確かに精神に良い作用をもたらすだろう。
ペットを撫でたり動物の映像を見るだけでオキシトシンは分泌される。トラウマに苦しんでいる人はペットを飼うと良いかも知れませんね。

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