戦争で破壊された住宅やビルが次々に建て直されていく様子は、目に見える。いかにも経済が活力にあふれているように見える。しかし、もし戦争がなかったら、住宅やビルは破壊されなかったし、再建に充てられたお金は人々を満足させる他の目的に使われ、社会をもっと豊かにしていたはずだ。
戦争中には軍需産業が儲かり、経済成長を押し上げるかもしれない。しかし、武器や弾薬は戦争には必要であっても、国民の生活を便利にするものではない。だから戦争が終わると軍事物資への特需は消え失せ、経済は不況に陥る。もし戦争がなければ、企業は消費者が本当に欲しがる商品やサービスに力を入れ、経済成長はもっと地に足の着いた、息の長いものになるだろう。
なるほど〜。戦争は不況を打破する「経済刺激策」の様に思われているが実際は逆だと。確かに弾丸なんて食える物でもないし、そんな物を国家総動員して大量生産した所で豊かになれるわけない。
実際に戦争中の国は荒廃するばかりで決して豊かになどなっていないし。
莫大な軍事費を使っているアメリカも国内には大量の貧困層を抱え、世界からは疫病神扱いされている。
強大な軍事力を持った所でそれは戦争の役にしか立たず、戦争は悲惨しか生み出さない。
軍事費は基本的に無駄金。軍拡競争は国民を貧しくするだけだ。日本は既に核保有国並みに国防費が多い軍事大国になっている。
これでもまだ足りないと言うなら根本的に何かが間違っている。軍事力以外の方法による戦争回避の仕組み作りが必要。
無人島の領有権を争った所で島から得られる利益より国防費の高騰による損失の方が遥かに大きい。
国家間の大戦争なんて完全にオワコンで、中国も本当に恐れているのは内乱であって外国との戦争じゃない。
内乱を鎮圧するだけなら高価な兵器なんて必要ないわけで。。。
資源を巡って戦争が起きるなら、例えば石油に代わるエネルギー開発に軍事費を投資してはどうか?
もし技術革新で無尽蔵のエネルギーが手に入ったなら戦争の必要などなくなる。資源のない日本は戦争に弱い国なのだから軍事より外交などで努力した方が良い。
最新の戦闘機は開発費が40兆円を超えてて、その半分がソフトウェアのバグ取りに費やされていると言う。それでも旧型の戦闘機の方が強いんじゃないかと噂される始末。
そんな不毛な事に人的リソースを費やさずに民生品の開発を行っていれば、Windowsとかだってもっと便利になっていた筈ですよ!
【関連ニュース】
・「空母より病院を」 新型肺炎まん延、軍拡に不満
・防衛省、旧式の機関銃を米国の10倍の値段で調達 小銃は他国の7~8倍
・太平洋戦争では国家予算の280倍、今で換算すると4400兆円が費やされた
0 コメント