なぜ差別がなくならないのか? と言うのは難しい様で簡単な問題だ。
差別に正当な理由があれば、その問題を解消する事で差別もなくなるであろう。
だが「差別」に正当な理由がない。つまり「なんとなく」差別されているからこそ、なくすのが難しいのです。
差別をするのは「他の人が既に差別をしているから」と言う、慣例的な理由からであり、正当性などない場合が多い。

いじめも「他の人が既にいじめているから」と言う理由で、集団全体が特定の人間をいじめるようになる。
いじめられっ子が集団の中のスケープゴートとして扱われ「差別」されているからだ。
何の落ち度もなくても固定化されたヒエラルキーの中でいじめは続く。

片親だったり家が貧乏だったりする子がイジメの対象になるのは差別そのもの。
まず大人の世界から差別をなくさないとイジメもなくならんやろね。

日本にいじめが多いのは日本が階級社会だからだろう。階級とは差別である。
差別によって成立している階級社会で育った日本人は、実の所いじめや差別を悪いとは思っていない。
日本人の8割が「いじめはいじめられる側に原因がある」と考えている。
この国には「いじめや差別は悪である」というコンセンサスすらないのです。
民度が低いせいなのかねぇ。。。

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