時々何が正義なのか、分からなくなる。世の中に絶対確実な「正義」などないのではないか?
「絶対悪」と呼べる物は存在する。悪いことは悪い。だが「絶対正義」なんて表現はあまり聞かない。
「善」と「正義」は別物だ。「善」は何もしなくても「善」だが、「正義」には行動が伴う。では正義の行いとは何か?

「力なき正義は無力」と考えるならば正義とは「正しい力」、「正しい暴力」の事であろう。
しかし暴力はどこまで行っても暴力でしかない。これを「絶対悪」とするなら、正義とは必要悪であるという事にならないか?

歴史は勝者によって作られる。「勝てば官軍」で勝者は自分の暴力を正当化する為に敗者を貶める。
正義は相対的なものだから、相手が極悪人ならばそれに対抗する自分は相対的に正義になれるのである。

こうして考えると正義と悪とは紙一重である事が分かる。薬も過ぎれば毒になるように、正義が相対的な物である以上、見方によっては正義も悪と変わらないのだ。

正義

アパルトヘイトは合法だった。
ホロコーストは合法だった。
奴隷制度は合法だった。
植民地主義は合法だった。

合法かどうかは、正義の問題ではなく、権力の問題である。