中国大陸の下には多くのプレートが潜り込んでいるのでプレートの沈み込みによって生じるマグマによる造山活動も激しく、それによってユーラシアプレートの東端は太平洋方向に拡大している。
現在は日本の南海トラフまでユーラシアプレートは続いているが、2000万年前は朝鮮半島~台湾の辺りが太平洋との境界だった。
その頃に日本列島はまったく影も形もなかったわけです。

日本列島ができる前は朝鮮半島の東側が海溝になっていて太平洋プレートが沈み込んでいた。
現在の日本海側にある海盆は海溝がプレートの拡大によって「U字形」に変形した事によってできたと思われる。
プレート境界である朝鮮半島沿いに弧状列島が形成され、強力なマグマの噴火活動によって"スーパーボルケーノ"白頭山も誕生し、マグマエネルギーによる地殻変動で大陸のふちの部分が割れた。

日本列島のルーツ
上の画像のオレンジの部分が大陸から分離して九州・西日本の一部を構成し、黄緑の点の様に並んだ弧状列島が日本の原型になったのだろう。
この時点では東日本や北海道は殆ど陸地になってはいなかった。

大陸の北西方向から圧力が加わって日本列島は南東方向に移動した。
移動に伴って地底の堆積物を付加体にして雪だるま式に大きくなり、小さな弧状列島がいくつかの大きな島々にまとまっていったのでしょう。

そこに追い討ちをかける様に小笠原諸島の隆起が始まり、日本列島全体が「底上げ」されて遂に現在の形になった。
大まかに言うと大陸のふちに並んだ弧状列島と小笠原の隆起が重なった事で日本列島が形成されたと言えるでしょう。

北海道なんかは千島列島から続いている横に伸びたラインと小笠原の隆起でできた縦のラインが見事にクロスして十字形になっている。
本州も東海地方の辺りでクロスしているが小笠原海溝が隆起し過ぎた為にプレートが割れてフォッサマグナができた・・・。

以上の様な過程を経て日本列島は成立したのではないか?

by TwitterFacebook