恐竜のサイズ
恐竜絶滅の謎

なぜ恐竜は巨大になれたのか?
現在の動物と恐竜の違いは、まず其の大きさにあります。
小さいものは鶏大から、大きいものではビルの5階立てくらいまでさまざまな種類があります。
今、陸上動物で最も巨大なものと言えば、麒麟や像で、体長にして高々数メートル、10メートルを超えるものはいない。
一方、恐竜はと言うと、桁違いで、特に首と尾が長いことで知られる竜脚類は、20メートルを越える。アパトサウルス(旧名ブロントサウルス)は約23メートル、ブラキオサウルスは約25メートル、ディプロドクスは約26メートルもある。

1985年に記載されたウルトラサウルス(現在ウルトラサウロス)とスーパーサウルロスは、これらを上回る。発見された骨から推定して、それぞれの体長は25~45メートル。体重に至っては約80トンにもなる。このレベルの恐竜としては、ほかにアルゼンチノサウルスがいる。其の上にはサイズモサウルス、体長は最大で推定52メートル、体重は100トンを超える。現在発見されているものの中で、最も巨大な恐竜はアンフィコエリアス・フラギラム。未だ公式には認められていない種であるが、推定で体長60メートル、体重150トンにもなる。

竜脚類は、巨大ゆえ体を半分水中に沈め、其の重量を浮力で相殺していたのではないかと考えられてきた。現在では、それは完全に否定されている。竜脚類は陸上を闊歩し、時には後ろ足で立ち上がったと考えられる。どうしてこれらの恐竜が巨大な姿になりえたのだろう。
過去と現在、何がそんなに違うのか、いや何が変化したのだろう。

可能性は「重力」である!!
この説の結論から言うと、重力が急激に増大した為に、自分の重さに耐え切れなくなって絶滅したのである。
(中略)
モンタナ州立大学ジョン・ホーナー博士によると、7500万年前に絶頂期を迎えた恐竜は、その100万年後の7400万年前ほど、前から種のレベルで急速に数を減らしていたという。この問題は単純な巨大隕石衝突説では説明がつかないが、重力が増大したとすれば説明がつく。白亜紀は地球レベルでの異変が相次いだ。特に活発な火山活動と異常な海面上昇が知られている。以外かもしれないが、当時の海面は現在よりも300メートル高かったようだ。地球の平均気温が高く、両極の氷が完全に溶けていたのが原因とされているが、現在の両極の氷が全部溶け出したとしても、海面上昇はせいぜい数十メートル程度である。残りの海面上昇分は、何処へ消えたのか?いや、消えていない!! 重力の増大によって、水そのままの重さも増大。自らの重量で地球に押し付けられる格好にとなり、結果として海面が下がったのだ。地殻も同様のことが言える。自らの重さによって火山のマグマが押さえつけられ、頻繁に噴火が出来なくなった。

地球の重力変化の原因として考えられる可能性は、全部で三つ。
第一の可能性は、物理法則における万有引力定数の変化である。ニュートンが発見した万有引力の方程式には、定数項が含まれる。1938年、反物質の理論で有名なポール・ディラックは「宇宙の新しい基礎」という論文の中で、万有引力定数が減少している考えを示し、学会に衝撃を与えた。彼の説によると、電気力/万有引力=宇宙の年齢だという。宇宙の年齢だという。宇宙の年齢が増えれば万有引力が小さくなる計算で、実際に時代を経ることに重力が大きくなっていく上、もし、急激に万有引力定数が変化したとすれば、地球のみならず太陽系の惑星から銀河系、いや宇宙そのものの運動にまで影響してくる。あいにくそのような事実は今だ確認されていない。

第二の可能性は、地球そのものの質量の増大である。万有引力は質量に比例する。地球外の物質が大量に地球に降り注げば、地球の質量が増大する。例えば、隕石が大量に降り注げば、確かに質量が増える。たが、白亜紀後期に地球に落ちてきた隕石を全部集めても、其の量はたかが知れている。もし、重力が変化するほど、大量に隕石が降ってきたならば、恐竜どころか全ての生命が死滅するだろう。

第三の可能性は、重力を打ち消すような第三の力が働いた場合である。地球は自転している。回転する物体には、遠心力が働く。水をバケツを回転させると逆さまになっても水が落下しないのは、遠心力が重力よりも大きくなっているからである。
実は重力と万有引力はイコールではない。重力は地球の持つ万有引力と自転によって生じる遠心力の和である。自転していない場合、地球の重力は万有引力そのものである。自転している場合、万有引力から遠心力を差し引いたものが、重力となる。遠心力は回転数に比例し、地球の自転速度が増せば、それだけ大きくなり、結果として重力が減少する。

う~ん面白い。トンデモない仮説はどうしてこんなに魅力的なのだろう?
隕石の衝突が恐竜にトドメを刺したのは間違いないが、隕石の衝突は白亜紀末の一回だけでなく複数あったと言う痕跡も残っているし、チクシュルーブ隕石衝突前から恐竜の絶滅は始まっていた
恐竜の絶滅を「隕石」だけで説明するのは簡単だが、それ以外の要因があったのも確かだ。

大型恐竜、本当は重くなかったという研究もあるが、実際問題として現在は恐竜ほどの大きさの生物は存在せず、今後も生まれそうにない。
現代では何らかの環境変化によって巨大生物の生存が不可能になったのだろう。
それはやはり酸素濃度であるとか「重力」が影響しているとしか思えない。

ディラックの理論では時間とともに重力は弱まると言う。重力の減少が宇宙の加速膨張と関係しているのかも知れないが、7000万年程度の時間ではそれほど重力が変化しそうにはない。
重力は遠心力によって相殺されるので地球の自転速度が急激に変化したなら重力が変化する事もあり得る。
地球の自転速度
古生代には一年が400日以上あった。遠心力の働きで今より地球の重力が軽かったのは確実。
月が地球から少しづつ遠ざかったいる為に地球の自転速度も少しづつ遅くなっているが、恐竜が栄えていた中生代は地球の自転速度がむしろ「安定」している。
この均衡が崩れ始めたのが切っ掛けで恐竜の絶滅が始まったのではないか?

極地と赤道では重力が0.3~5%ほど違うが、同じ種の恐竜でも極地付近ではサイズの小さい個体しか見つからないという話もある。
恐竜はその巨大さゆえに重力変化の影響を受け易かったのかも知れない。

月の影響

白亜紀に「月が地球の引力に補足されて地球の自転に急プレーキがかかった」と言う説もあるが、さすがにそれはないw
しかし重力には「月」との関係が無視できない。
月は毎年3cmづつ地球から遠ざかっているのでジュラ紀には今よりも数千キロ近くにあった。現在よりも大きな月の引力で地球の重力はいくらか相殺されただろう。

白亜紀末は周期的な絶滅をもたらす彗星群が接近していた為に地球にも複数の巨大隕石が衝突している。
巨大隕石は地球の自転速度や地軸にも影響を与える。
もし、隕石が地球だけでなく月にも衝突していたら?チクシュルーブ並みの巨大隕石の衝突によって月の軌道が外側にズレて月との距離が遠ざかり、公転周期にも影響したなら地球の引力にも数%の変動を引き起こすのではないか?

衝突によって月のカケラが地球に降り注ぎ小規模な気候変動も引き起こすだろう。
月の引力が弱まる事で宇宙に流出する大気が減少してそれが「気圧」を高めたかも知れない。1気圧なら1cmあたり約1kgの圧力がかかる。気圧が強くなれば重力が強くなったのと同じ様な影響が出る。
重力変動説は面白いので今後も「ある」と言う方向で前向きに検証されて行って欲しいですね(^^;)

【関連】
巨大翼竜、本当は飛べなかった?
海洋学者の佐藤克文氏も恐竜の時代には重力か気圧が今とは違ったのではないかと考えておられるようです。

地球温暖化のせいで、地球の重力が弱くなってきている
白亜紀は平均気温が今より10~15℃高かったので温暖化の比ではないでしょう。

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