「子供を作らない方が良い」と考えるのが反出生主義の考えだが、反出生主義であっても子供を一人作るだけなら認めても良いのではないかと思う。
反出生主義の代表的論客であるデイヴィッド・ベネターも「段階的に人口を減らしていき、ゆるやかに絶滅していくのが良い」と言っている。
仮に全人類が子供を生まなくなると労働力の不足によって少々ではあるが厄介な事態になる。それより、もっとゆるやかな絶滅でも良いはずだ。

蚊などの害虫を駆除するには、直接的に根絶するよりも遺伝子操作で出生数を減らす方が効果的だったりもする。
だから子供の数は必ずしもゼロである必要はない。

個の幸福の為には結婚や子作りが必要な場合もある。子供に要らぬ苦労を背負わせる事になっても、一人っ子までなら倫理的に許容できる範囲内であろう。
夫婦が二人揃っていれば子供一人くらいなら満足いく子育てができる可能性は高い。だが離婚して片親になると一人っ子すらまともに育てられなくなるので産むなら絶対に離婚すべきではない。

子供の数も一人で十分であり、二人では多すぎる。実は日本の既婚女性が子供を産む数は平均して2人以上で昔から変わっていない。他の東アジアの方が少子化は進んでいる。

女性の教育レベルが高くなるほど産む子供の数は減る。世界的な人口増加を抑えるには「女性教育」が最も重要であると考えられている。その為にも男女の同権・平等を推進していくべきでしょう。
人口増加が著しいアフリカとかの教育レベルが上がって人口が抑制されなければ世界平和なんてとても実現できませんから。

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