「子供を作る」事が社会貢献になると多くの人が考えていて、子供のいない夫婦や独身主義者は社会に貢献していないエゴイストの様に思われている。
だけど実際は「子供を作らない」と言う行為もまた一つの社会貢献なのです。

子供を作らない理由の上位には「自分の遺伝子を残したくない」と言うのがある。遺伝的に病気を抱えていたり、生まれつきのスペックが低い人が子孫に同じ苦労をさせない為に自主的に「断種」しているのです。

「自分の遺伝子を残すべきでない」と考える人達の判断は、恐らく正しい。遺伝子に何らかの問題を抱えているのでしょう。
世が世なら強制的に断種されてもおかしくない人達が、未来のために、子孫のために、自発的に子作りを諦めてくれているのです。これは一種の自己犠牲であり、献身、社会貢献に他ならない。

性淘汰によって種の健全性は保たれる

進化は「淘汰」によって促進される。昔の日本は殆ど全員が結婚し、子供を作っていた。それでは進化が起きない。
現代日本では貧困層やモテない人間は結婚できない為、淘汰されている。その結果、今の子供達はアイドル並みの美形が多いし裕福で幸福度が史上最高に上がっている。
子供を作らない人間がいるからこそ、たった一世代の間でも「進化」が起きている。
「子供を作らない」選択肢が与えられている方が、世の中は絶対に良くなるのです。

自主的な断種は、言わば「アポトーシス(細胞の自殺)」であり、社会という超個体を生かす為に不出来な個体が消え去っているに過ぎない。それは種のクオリティーを高めるのに極めて有効だ。

人口過剰

成長のための成長は癌細胞のイデオロギーだ。

もし細胞がアポトーシスできなくなったら?エラーがあっても無限に増殖する細胞とはガン細胞である。
戦前の日本人は「アジアのガン細胞」であり、際限なく増え続けた為に他国を侵略して最終的に原爆投下と言う「外科手術的方法」によって駆除された。
ガンは再発しやすい。アポトーシスがあるからこそ個体は健全に保たれている。その事を忘れるべきではないでしょう。

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