民主主義の根幹は「平等」である事だ。権力の世襲を禁じて平等にしようというのが根底にある。
日本では議員が世襲ばかりで「親が議員でなければ政治家になれない」状態なのに「選挙で選ばれた」という理由で世襲議員が堂々と民主主義を騙っている。

戦後アジアでクーデターが起きていないのは日本だけだ。選挙制度があっても民主主義が機能しなくなり、クーデターでしか浄化できない「アジア的腐敗」があるのだ。
日本はアメリカの植民地なのでクーデターが起きず、腐りきってしまっている。
「選挙さえやっていれば民主主義は万全だ」なんてのは余りにも能天気な発想なのです。

「集合知」とかもそれが正しく作用するにはいくつかの条件があり、「みんなの意見」を聞いてさえいれば良いわけではない。
日本のように民度が低く、全体主義的な国では集合知も民主主義も機能しにくい。
日本では資金力に勝り、声の大きい方が選挙で勝つ!だから街宣スピーカーでがなりたてるのだ。
そんな低レベルな選挙で「国民に選ばれた」のを免罪符にして政治家が好き勝手やるのはおかしい。

日本の年功序列や年金制度は完全にねずみ講である。高齢者だけが得をする。
国債発行も現役世代が未来の若者に借金と増税を押し付けているだけ。
昔と同じ様に働いても若者の生活は増税の分だけ苦しくなる。こんな不公平なのが民主主義か?
高齢者の方が圧倒的に数が多いから選挙でこの構造は改まらない・・・

一票の格差が5倍以上あるし、投票率も所属している年代・組織によって違うので、政治に民意が正確に反映されていない。
いっそ古代ギリシャのようにくじ引きで政治家を決めた方が世襲もなくなって民主的になるのでは?
陪審員制度のようにランダムに選んだ国民の意見を意思決定に取り入れるとか・・・
直接民主主義の国なら選挙もいらないしな。選挙は民主主義を実現するための手段の一つであり、「選挙=民主主義」ではないのだよ。