『クーリエ・ジャポン7月号 北欧に幸せのヒントを求めて』に書いてあったんだけど北欧では与党も野党も社会主義を支持していて国民も大半が社会主義者であるらしい。
北欧は実際に社会主義国家であり、他の資本主義国家よりも成功していて世界で最も豊かで幸せな国だ。
北欧こそ地上の楽園、真の理想国家だよ。世界の国々は北欧の社会主義モデルを模範とするべきだ。

しかし日本と北欧では民度・国民性が違いすぎてとても真似できないと感じた。日本は100年経っても北欧に追いつく事はないだろう。いや永遠にムリだ。
北欧の人々が社会主義の「利他的」な政策を好むのは根っこにキリスト教的な隣人愛、喜捨の教えが根付いているからだろう。無宗教の日本人とは考え方が違いすぎる。
ヨーロッパは平等である事を良しとしているが、日本では国家が率先して格差を拡大して不平等を広げている。
北欧が世界で最も先進的な国なら日本は最も保守的な国。真逆、正反対すぎてお話にならない。

日本人は依然として「強い者は何をしても許される」という直感的、動物的な弱肉強食の論理で動いている。
北欧の高邁な理想は日本人には理解できない。日本人が真似できるのはもっと原始的な下等生物のとかだろう。

地球上の全生物の半分は蟻だと言われている。蟻は地上で最も繁栄している種族。だから蟻の社会を調べれば種の繁栄に何が必要か分かるはずだ。
アリはそれぞれの個体が自分の為ではなく種族全体の為に働く超個体である。「個の野心が公の利益」なんて嘘だ。我欲の制限こそが公の利益につながる。

私有財産は認めない方が良いのかも知れない。特に土地の相続などは不平等過ぎる。
北欧は税率を高くして富の再配分を行う事で私有財産を制限している。
税率が高ければ自分だけリッチになる事は出来ない。だから「超個体」のように社会全体を豊かにしようとするインセンティブが働く。
格差を是とする日本ではエゴイストな人間が悪事に手を染めてまで金儲けに走り、その結果コンプガチャ(笑)だのパチンコ(笑)だのAKB(笑)だのと言った有害無益な商品が世に溢れて社会に打撃を与えている。
「自分さえ良ければ良い」と考えず国民全てが一蓮托生の超個体としてまとまるように仕向けるべきだ。

働きアリの2割は働いていない。一定数の暇な人員がいるというのも種族の維持に必要なのです。全ての人間が働いていて一人も欠かせない状態だと「不測の事態」が起きた時に対応できず、破綻してしまう。
いつでも対応できるフリーハンドの人間がいると便利なのです。ニートは家庭の潤滑油であると言えましょう。
それが分からぬ日本人は正直、蟻にも劣る(`・ω・´)

全体主義で全員が働いている社会は非効率なのです。憲法で国民に「労働の義務」を課しているのは世界で日本と北朝鮮の二カ国だけ。
80:20の法則があるのだから上位20%の人間が働いて残りの8割を養えば良い。20%の人間が富を独占して残りの8割が飢える様な社会は滅亡する。
「労働の義務」なんて百害あって一利無し。ただちに憲法を改正して労働の義務を撤廃するべき!!!!

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