「日本は欧米相手に互角に戦った」みたいに言ってる人もいるけどさぁ、日本が戦ったのは植民地の駐留軍であって、ヨーロッパ本国の正規軍と戦ったわけじゃない。
第二次世界大戦の主戦場はヨーロッパ戦線で、アメリカは対ドイツ戦の片手間に日本と戦っていたに過ぎない。
アメリカは「ドイツが勝てば日本も勝つ。ドイツが負ければ日本も負ける」と考えていた。日本はドイツのおまけみたいな扱いだったのです。

ドイツがV2ロケットを飛ばし、アメリカが原爆を開発している時に日本は風船爆弾を作っていた。風船でアメリカに勝てるわけがないでしょう。
アメリカ:ドイツ:日本の戦力比は控えめに見積もっても10:5:1くらいだろう。

日本はずっと格下の相手とだけ戦ってきた。
「鎧袖一触で勝てる」と踏んでいた中国にすら苦戦するような国が、ドイツも恐れたアメリカに喧嘩を売ったのは大陸での戦争が長引いて予算を減らされると恐れた海軍の暴走によるものだった。
戦略的に考えれば、日本は南進するのではなく同盟国ドイツと戦っているソ連に攻め込むべきだったんだ。
陸軍と海軍が予算目当てにそれぞれ別の戦争を始めていたのだからもうメチャクチャ。場当たり的に戦線を拡大してグダグダに終わっただけ。戦略性0w

旧日本軍は「御国のため」などとおためごかしを言いつつ、私利私欲に走って国を滅ぼした。
「愛国心」などと言ってる奴が一番国益を損ねているという実例だな。

 米軍報告書による日本軍の実像はこのようなものだ。
・個人の射撃は下手で接近戦は弱い。陣地、偽装は優秀。
・組織戦に優れるが、頭脳や自分で考える力を考慮に入れれば、日本兵は三流。
・日本兵は互いに愛情を持たない。上官の命令なしに他の中隊を助けることはない。
・死者は丁重にとむらうが、傷病者への待遇は劣悪。
・風呂には毎日入るが、食堂は不潔で医療体制は低レベル。
・いったんとらえた日本兵捕虜は実に御しやすく、有用である。
・日本兵の賃金は世界中の陸軍でおそらく一番安い。

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