万里の長城知能の方程式 - TED.com
エントロピーの増大が知能を生み出したと言う説。
カオスの度合いが増すと知能が低下しそうなものだが、その逆だと言うのは面白い。

「利他的行動は戦闘で進化」するそうだし、カオスや戦争が知能や愛情を発達させると言うのは中々希望がある話。
世界から戦争がなくなる事がなくても、世界が戦争一色になる事もない。カオスの中から秩序も生まれる。

団結した集団の力は部分の合計を上回る。「万人の万人に対する闘争」状態の中では、いち早くより大きな集団を形成したものが戦いに勝利し、その集団内部では秩序が回復する。「数は力」で安全圏は徐々に拡大、やがて国家を形成する。
しかしエントロピーの増大という絶対法則は秩序を崩壊させもする。安全圏の中から反乱分子も生まれるので大帝国は内乱で分裂し、再び混沌に飲み込まれ人類は離合集散を繰り返す。

では混沌と秩序はどちらが優勢であろうか?
協力した方が有利になるのだから、人はどんどん協力的に進化する。日本人が不親切なのは単に進化が遅れているだけだ。
小さな共同体はやがて国家に成長し、更にEUの様な超国家が現れ、中国はシルクロード構想でユーラシア全土を結びつけようとまでしている。
秩序の領域は確実に広がっている。停滞や逆行する事があっても文明は着実に進歩している。
人類の未来は明るい。それでもエントロピー増大による終着点が滅亡である事に変わりはないがw

社会進化論 - Wikipedia
スペンサーは進化を一から多への単純から複雑への変化と考えた。自然は一定した気温でなく寒冷と温暖を作り、平坦な地面でなく山や谷を作り、一つの季節でなく四季を作る。社会も単純な家内工業から複雑化して行き機械工業へと変化する。イギリス帝国が分裂してアメリカが出来る。芸術作品も宗教の形態も何もかもすべて単純から複雑への変化として捉えるのだが、単に雑多になるのではなくより大きなレベルでは秩序をなすと考えるのである。未開から文明への変化は単純から複雑への変化の一つである。