反出生主義者にはミソジニー(女嫌い)が多い。ショーペンハウアーは女嫌いで有名だし、反出生主義界のスーパースターであるデイヴィッド・ベネターも『第二のセクシズム 成人男子と男児に対する差別』と言う本を書いているので若干ミソジニー寄りなのだろう。
反出生主義を実践するには極力「恋愛」しない方が良い。そのため意識的に異性を嫌う事で目的を遂げようとしているのではないか?

恋愛脳で子供を産むのが当たり前と考え、劣情を煽る「女」は反出生主義の敵に映る。大した理由もなく子供を産む女は「全ての災いの元」でしかない。

災害救助の現場などで「女子供の救助を優先すべき」と言う倫理規範があるのは純粋に「種の保存」の本能によるものだ。女性が減ると将来の人口も減るが、男が減っても人口に影響は出ない。
「女子供」を優遇するのは利己的遺伝子で説明がつく利己的行動なのだ。だから人類という種の存続に反対する反出生主義者は「女子供を優遇すべき」とは考えない。絶対的平等主義であり、相対的に女子供には厳しくなるw

反出生主義は進歩思想なので別に女性を蔑視しているわけではない。子作り・子育てが人生の目的化している一部の女性の「後進性」への失望、歯がゆさが憎しみに転化しているだけだ。
子供を産まなくて良いという思想はむしろ女性解放・フェミニズムに利する考えだからね。

反出生主義的にはミソジニーは問題ではなく、逆に女の反出生主義者も男を嫌って良い。
しかし反出生主義者が異性を嫌いになるのは構わないが、反出生主義の思想の中にミソジニーの要素を混ぜるべきではない。
自主的な人類の絶滅と言う理想を実現するには9割以上の人間が賛同する普遍性がなくてはならない。その9割の中には女性も含まれるのだから・・・

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