ゲノム解析でわかった我々と絶滅人類との深い関係

まだ私たちに知られていない未知の人類(仮にゴースト人類と呼ぶ)が、かつて地球上にいた。そのゴースト人類は、4種(ヒトとネアンデルタール人とデニソワ人とアウストラロデニソワ人)が分かれる前に、すでに4種の共通祖先から分かれていた。したがって、ゴースト人類は、ネアンデルタール人ともヒトともデニソワ人とも遺伝的にかなり遠い距離にある

ほほぅ。人類とチンパンジーが分岐したのが500万年前なので、140万年前のヒトとデニソワ人の共通祖先よりも遺伝子が遠い種族と交配したなら、それは原人か猿人だった事になる。
化石が見つからないなら既知の類人猿と交配した可能性もある。
この研究結果によって私が以前から提唱していた「日本人は猿と人間の合いの子」説がほぼ証明された。日本人には猿の血が混ざっている!

デニソワ人の遺伝子を5%ほど持つニューギニアには食人の風習が残っている。彼らは戦で倒した敵の肉を食う。ニューギニアから渡来した縄文人の血が濃い薩摩にも「ひえもんとり」と言って敵の肉を食う伝統がある。
薩摩出身の兵士は会津戦争でも第二次世界大戦でも敵の人肉を食べた。
ニューギニアの先住民と薩摩の間に遺伝的な繋がりはあっても文化的には完全に断絶していたはず。それなのに薩摩にも人喰いの伝統が残っていたのは不思議だ。

どんな蛮族、残忍さで知られる野蛮人であっても人肉を食ったりはしないものだ。それは野蛮人にもモラルがあるからではなく「人間」には共食いしようとする本能が完全に失われている為だろう。
人間は共食いをしないが、チンパンジーが縄張りに侵入した他のチンパンジーを殺して食べるのは良くある事だ。
デニソワ人がチンパンジーと交配していたなら共食いの習性を残していてもおかしくはない。
ニューギニアと薩摩の人喰いの風習は「文化」ではなくデニソワ人の「遺伝子」による本能的行動なのではないか?
デニソワ人の特異な遺伝子がなければ人間は共食いしたりしないのだろう。

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ルソン原人は比較的最近の人類に似た身体的特徴を持つ一方、400万~200万年前にアフリカに生きていた猿人「アウストラロピテクス」や、最初期のヒト属の特徴も備えているという。

デニソワ人の再現画像
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