殺人事件では「被害者」の側にも問題があるケースが多いと言います。人を殺すと言うのは余程の事であり、相当の恨みを買っていなければ殺されたりはしない。
つまり殺される様な人間には「悪人」が多いのです。
実際、もし殺人が合法化されたら真っ先に殺されるのはお金持ちでも弱者でもなく「嫌な奴」でしょう。

皮肉な話ですが殺人発生率が高い社会とは「悪人が淘汰されやすい」社会であり、それは結果的に社会の中での善人の割合を高めます。
『ナポレオン -獅子の時代-』によればフランス革命時代に戦死する人間の「4人に1人」は味方に撃たれていると噂されていたそうです。
戦闘のどさくさに紛れて「嫌な奴」が味方によって殺されていたのでしょう。
現代フランス人が利他的で愛情深いのは性格の悪い人間が殺され、淘汰されたおかげかも知れません。
利他的行動は戦闘で進化すると言われているので、これは決して突飛な考えではないでしょう。

フィリピンは殺人発生率が高い国ですが、そのイメージとは違ってフィリピン人は優しい人が多いのです。
逆に殺人発生率が低い安全な国の日本は性格が悪い人間が多い。殺されてもおかしくない悪人が生き残ってしまっている為でしょう。
日本は殺人の代わりに自殺が多い。ストレスを受けると相手を殺す代わりに自殺してしまう。日本は悪人に有利な国です。

臆病で銃社会の意義を認められず、悪人に囲まれても自殺という手段しか取れない日本人なんて生まれてこない方が幸せですよ、本当に。

【関連リンク】
幸福は気分の一つ...ではなくDNAの作用?研究

実際のところ、幸福と安全は逆相関の関係にあるようだ。南米(大陸)北部とサハラ以南のアフリカは世界では殺人や強盗事件の発生率が高いが、この地域の人々こそ最も幸福でリラックスしている

よりよい世の中をつくる「暗殺市場」?

by