Google Earthで南極の巨大クレーターを発見!

2億5千万年前のペルム紀末に南極のウィルクス・ランドに巨大隕石が衝突し、直径500kmのクレーターを作って当時の生物の大量絶滅(P-T境界)を引き起こしたと言われている。
白亜紀の南極大陸
しかし白亜紀まで南極とアメリカ大陸は繋がっていて、南米の南下によって南極大陸自体が動いている。
だからウィルクスランド・クレーターも現在と別の場所に存在するのではないか?

で、探してみたらあっさり見つかっちゃいました(^_^)v

南極の巨大クレーター
南極と南アメリカ大陸を繋いでいた地殻が引きちぎれた場所の辺りが小惑星の衝突跡と思われる。
グーグルアースを使わないと分かり辛いが、このクレーター自体もプレートの移動によって動いている。実際に衝突したのは大西洋中央海嶺の正に境界部分。
小惑星の衝突によって文字通り地球が割れて大陸の移動が始まったのだろう。

巨大なクレーターによって南極とオーストラリアが分裂した。だが完全には分裂せず首の皮一枚で繋がった状態だったと思われる。

ウィルクスランド・クレーター

オーストラリア側にもペルム紀末の巨大クレーターがある事が発見されているが、これらは同じ小惑星によってできたクレーターなのです。

オーストラリアのクレーター

この小惑星は地球の中心より若干斜めの角度で衝突し、地球を貫通している。

南極の巨大隕石
小惑星の弾道上にスーパープルームが発生し、大規模なマントル対流を生み出して地軸や磁場にも決定的な影響を与えた。

白亜紀を終わらせたカリブ・クレーターを作った小惑星の衝突によっても地軸は傾き、恐らくは地球の自転速度すら変化させた。

6550万年前にカリブ海に衝突した小惑星は地球を貫通してインドのシバ・クレーターから飛び出し、クレーターの穴からスーパープルームが吹き出してデカン・トラップを形成した。
2億5千万年前に南極に衝突した小惑星も地球を貫通して反対側のシベリアから飛び出し、その穴からスーパープルームが噴出してシベリア・トラップができた。

シベリア・トラップ
bing地図
小惑星は地球内部を上の画像の矢印の方向へ進み、恐らくは丸で囲んだ部分の辺りから飛び出した。

シベリア・トラップ
その後、シベリアに開いた隕石孔がホットスポットとなってマグマを供給し、東シベリアの地下の海嶺がユーラシア大陸を東方向に引き延ばして隕石孔とシベリアトラップを引き離した。
現在もユーラシア大陸は東方向に拡大中である。

【追記】
この辺がクレーターである事はインパクトテクトニクスの世界ではとっくに知られていた様です。。。

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チチュルブ・クレーターの隕石が衝突した本当の場所

ユカタン半島のクレーター
チチュルブ・クレーター(別名チクシュルーブ・クレーター)はユカタン半島にあると言われているが、どこをどう見てもユカタン半島にクレーターなんて存在しない。
ユカタン半島にあると言われている根拠はユカタン半島の地下で重力異常などが検出されているからだ。

しかしカリブ・プレートによってユカタン半島の地下のプレートは南に移動している。
だから実際にチチュルブ・クレーターを作った隕石はもっと北の方に落ちた筈だ。

チチュルブ・クレーター
Google Mapの衛星写真で見ると、メキシコ湾にクレーターらしき跡が存在する。
海水に浸食されて見えにくくなっているが、このクレーターは上下に分裂している様に見える。
6550万年前までユカタン半島は北米大陸とくっついていたのだろう。その頃メキシコ湾は完全な陸地だった。

チチュルブ・クレーターに衝突した隕石が恐竜の大量絶滅を引き起こしたと言われているが、チチュルブ・クレーターは大量絶滅期よりも30万年くらい前にできている。
また、この程度のクレーターは地球上に山ほど存在するので大量絶滅を引き起こすほどではない。

実際に大量絶滅、K-T境界を引き起こしたのは6550万年前にカリブ・クレーターを作った小惑星だ。
ユカタン半島が今よりも北にあったのなら、カリブ・クレーターを作った小惑星も、もっと北側で衝突したと思われる。

チクシュルーブ・クレーター
メキシコ海底の亀裂は小惑星の衝突の衝撃で割れたものだろう。この断裂帯の延長線上に小惑星が衝突した。
かつて北米・中米・南米は全部が陸地で繋がっていた。恐ろしい話だが、小惑星が中米の上空を通過した衝撃波だけで中米の大陸地殻が吹き飛んでカリブ海ができた。
その後、南米の南下につられて北米も斜め右に傾斜し、フロリダが中米に近づいた。

カリブ・クレーターができた時の地下の海洋プレートは南下してガラパゴス諸島の辺りにあるが、小惑星衝突の衝撃による跡がクッキリとプレートに刻まれている。
クレーターの跡

恐竜を滅ぼし、カリブ・クレーターを作った小惑星は地球史上最大規模の大きさであり、もし地球の中心部に直撃していたら直径500kmを超えるクレータができていただろう。

約6550万年前、ほとんど同じ時期に二つの巨大な小惑星が衝突した事になる。
この偶然と、大量絶滅が周期的に起きている事実を説明するには、やはり2700万年周期で大量の隕石が地球に接近していると考えるのが妥当ではないか?

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恐竜を絶滅させた隕石

約6550万年前メキシコ ユカタン半島に直径10kmほどの巨大隕石が落下し、当時の生物種の75%が絶滅したと言われている。
どれほど大きなクレーターができたのか気になってグーグルアースで探してみたが、見つからない!
地球史上最強の恐竜さん達が目視できないほどチンケなクレーターで滅びるはずがない。

巨大隕石は別の場所に落ちたのではないか?
で、探してみた。あった。これだ!間違いない。

隕石

隕石はユカタン半島ではなくカリブ海に非常に浅い角度で衝突した。
それによってプエルトリコの辺りまで続くケイマン海溝ができた。
ケイマン海溝こそが恐竜を滅ぼした隕石によって作られたカリブ・クレーターなのです・・・!

チクシュルーブ・クレーターが地球を貫通してインド西岸から飛び出してシバ・クレーターができたと言う説がある。
チクシュルーブ・クレーターは実際はシバ・クレーターよりも30万年ほど時期がズレているらしい。
カリブ・クレーターを作った隕石こそが、反対側にシバ・クレーターをも作ったのだろう。
シバ・クレーターのサイズから見てその大きさは最低でも直径40km以上!

これは2億5千万年前に南極に衝突して超大陸を分裂させた小惑星に匹敵するサイズだ。
地球の中心に直撃せず、浅い角度で貫通して裏側のインド沖で宇宙に突き抜けて行ったから全生物種の75%が絶滅するくらいで済んだ。
もし地球の中心に直撃していたら危うくサードインパクトになる所だった(`・ω・´)

ユカタン半島のクレーター
シバ・クレーターの位置から考えて巨大隕石(=小惑星)は↑の画像の様な方角で衝突したと思われる。
クレーターの位置が実際の侵入方向とズレているのは、隕石の衝突のインパクトによってカリブ・プレートができてプレートが動いた為。

アメリカ大陸
小惑星の衝突によってユカタン半島及びアメリカ大陸の地殻が南北に引き裂かれた。
小惑星の弾道上がそのまま北アメリカプレートとの境界線になっている。
以前は北米と南米が完全にくっついていて、小惑星は南アメリカ北部の地下を通過した。

小惑星の衝突によってスーパーホットプルームが発生し、隕石の軌道をなぞる様に移動した。
現在スーパープルームの残滓がアフリカ周辺に滞留しているが、徐々に移動してシバ・クレーター方面に向かうのではないか?
スーパーホットプルームによって地球内部のマントルの比重・重心が変わる事によって地軸や磁極も多少変化しているだろう。

もしかするとスーパーホットプルームは巨大隕石が地球に衝突しない限り発生しない可能性がある。
南太平洋のスーパーホットプルームは2億5千万年前の南極に巨大隕石が衝突した事によって発生したものでは?

プレート
小惑星の衝突は地球上のプレートに大きな影響を与えている。
アメリカ大陸はアリューシャン列島の地殻がユーラシア大陸と繋がっているので、位置がほぼ固定されており大西洋中央海嶺で作られた海洋プレートはアメリカ大陸の地下を通過して太平洋にでてくる。
小惑星の衝突による衝撃でアメリカ大陸の下の海洋プレートが割れてナスカプレートやカリブプレートが新しくできたのだろう。

一億年くらいの期間であれば直径30km級の小惑星が衝突する事は珍しくない。
そして小惑星の衝突はプレート運動に絶大な影響を与える。
プレートテクトニクスは巨大隕石の衝突の影響についても考慮しない限り、完全な理解には至らないだろう。

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シバ・クレーターがヒマラヤ山脈を作った?

インドの西海底に約6550万年前に小惑星が衝突してできたシバ・クレーターがあるそうだが、その頃インド大陸はまだユーラシアに衝突していなかったので、シバ・クレーターもインドの北上と共に移動したんじゃないか?
シバ・クレーターはカリブ海に衝突した小惑星が大西洋の地下を通ってインド沖で飛び出した事によっててできたクレーターだと思われる。

シバクレーター
小惑星は現在の中央アジアにあるタクラマカン砂漠の辺りから宇宙に飛び出し、小惑星衝突の影響でそこが砂漠化したのでは?
ヒマラヤ山脈もシバ・クレーターによって隆起したと思われる。
この小惑星が地下を通過した事によってヨーロッバ、アフリカ、アラビア半島が寸断され、地中海ができた。
アルプス山脈もその時にできたのだろう。

シバクレーター
白亜紀末までインドとオーストラリアは繋がっていたのでは?オーストラリアにも小惑星衝突によって噴火したデカントラップの痕跡が残っていれば、一つの証拠になるだろう。

【追記】
最近ではシバ・クレーターは隕石クレーターではないとも考えられているようですね。
ただ衝突石英なども見つかっているので、まだどちらとも言えない状態の模様・・・

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イエローストーンは隕石の衝突によってできた?

イエローストーン
イエローストーン周辺の地形は、大きさといい形といいシバ・クレーターに酷似している。
本当はイエローストーンは巨大なクレーターなのではないか?
巨大隕石の衝突によって地殻に穴が空き、そこからマグマが噴出してイエローストーンの噴火を起こしていると考えれば合点がいく。

イエローストーンに衝突した巨大隕石が地球を貫通して反対側にシバ・クレーターを作ったのだろう。
サンアンドレアス断層やカリフォルニア湾もイエローストーンに落ちた小惑星が地下を通過した事によって地殻が断裂してできた。

場所や角度から考えてカリブ・クレーターも同じ小惑星の衝突痕であるのは間違いない。
しかしカリブ海とイエローストーンは場所がかなりズレている・・・。

この矛盾は解消するには、当時の大陸の配置を考慮しなくてはならないだろう。

ゴンドワナ大陸
白亜紀末には南極付近にゴンドワナ大陸が形成され、アフリカと南アメリカは繋がっていた。
北アメリカ大陸は現在ほど大きな陸地ではなく、ハワイ諸島の様に太平洋プレートの流れに沿って斜めに伸びた大きめの島だった。
東シベリアも現在より南東方向に伸びていてシベリア大陸と北アメリカ・南米ゴンドワナ大陸は太平洋をベルト状に、否、たすき状に繋がっていた。
当時は陸地が少なかったので海底の部分は繋がってても陸地が繋がっていたかまでは分からない。

クレーター
イエローストーンは現在のカリブ海の辺りにあったが小惑星の衝突後、シベリアがインドの北上によって北向きに変形し、北アメリカもそれに引きずられて北上した。
太平洋プレートの進行方向が一時期北を向いていたのは東シベリアの北上に影響されたせいだろう。

【追記】
学びなおすと地学はおもしろい』と言う本で知ったのですがインパクトテクトニクス(Impact Tectonics)という分野があって、カリブ海やイエローストーンがインパクトクレーターによって形成されたという説は既に存在するそうです。

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シバ・クレーターがオーストラリアを引き裂いた

K-T境界
白亜紀末の大量絶滅K-T境界の痕跡が見つかるのはシバ・クレーターを作った小惑星の軌道上に多い。
小惑星はカリブ海に衝突し地中海の地下を通って恐らくはインド洋にある東経90度海嶺のホットスポットから地上に飛び出した。
小惑星によって空けられた穴からマグマが噴出してホットスポットになったのです。

シバ・クレーター
北極海にもシバクレーター・によってできたと思われる跡がプレート上に刻まれている。
ただこれはプレートの移動によって南に流れてきた物であり、実際に小惑星が衝突したのはもっと北側だ。

当時はインドとオーストラリアがくっついていて、小惑星が地下から地上に突き抜けた事によってヒマラヤ山脈やエベレストができた。
大陸地殻は厚さが30km以上ある。その地殻を突き破ったのだから。5000メートル級の山脈がクレーターとして残っても不思議ではない。

シバ・クレーター形成時には地殻津波によって高さ3000メートルを超える津波が発生しただろう。
雲よりも高い大津波が世界中を襲い、生物の大量絶滅「K-T境界」が始まった。

シバ・クレーターができる前までオーストラリア・インド・南極・アメリカ大陸は数珠状に繋がっていた。
2億5000万年前ペルム紀末に南極に衝突した小惑星によって、パンゲア大陸はバナナの皮を剥いた様にアフリカを中心として南極ーアメリカ大陸とオーストラリア・インドに引き裂かれた。
だがこの時点では大陸は分裂したわけではなかった

カリブ海に落ちた小惑星がパンゲア大陸の地下を横断した為に、超大陸が分断されてしまったのです。

オーストラリア・プレート

インドはオーストラリアにくっついていたが、インドはアラビア半島と続いていて、アフリカと地続きだった。
小惑星によってアフリカとヨーロッパが分断され、インドとアラビア・プレートも分離し、ヨーロッパとアフリカの間にアラビア半島が挟まった。

インドネシアやパプアニューギニアも元々はオーストラリアを取り巻いていたが、オーストラリア北東にシバ・クレーターができた為に衝撃波ではじき飛ばされてインドネシアなどの大部分が海に沈んだ。

小惑星が地下を貫通した事によって小惑星の軌道周辺のマントルの密度が下がり、マントルの空白域に吸い寄せられてシバ・クレーターと共にインドが北上してユーラシアに衝突したのでしょう。

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32億年前、地球に落ちて来た超巨大隕石がやったこと - WIRED

この衝突は、海を沸騰させ、空を赤く焦がし、30分にわたって地球全体に地震を起こしたという。
衝突のエネルギーで高さ数千メートルの津波が海洋全体に広がったと見られる。さらに初期地球の構造プレートを恒久的に変化させ、その結果われわれが知る現在のプレートになった可能性もある

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