赤ちゃんの細胞が胎盤を通して少しずつ母親の血流にリークされ、やがては母親の体内を巡って器官に取り込まれる
キメラとして誕生したブタの心臓、肝臓、肺、膵臓、皮膚、子宮では、カニクイザルの細胞が確認されたが、キメラ率は0.001から0.0001と低かった。
ハエのテレゴニーを証明した英語論文。研究者は人間でも起こり得ると考えている
精子が女の免疫を変更
精子には「信号伝達分子」が含まれていると推定できる。これは、女性の体に入った時、受け入れてもらえるよう体内の免疫システムを変更するというものだ
近年、一部のセルフリーDNAはExosomeと呼ばれる小胞にくるまれていることが分かってきました。そしてExosomeは体細胞と膜融合で繋がれます。従って、胎児由来のセルフリーDNAがExosomeの形態であり、何らかの偶然で卵母細胞にまでたどり着いた場合、取り込まれる可能性があります
単性生殖するサラマンダーは他集団のDNAを自分のゲノムに取り込んでいる
保健体育レベルの知識でテレゴニーを否定している者が多いが、テレゴニー否定派の人はエピジェネティクスって知ってるの? 恐らくは知らないであろう。
エピジェネティクスとは従来否定されていた獲得形質の遺伝の事だよ。最近になって親の環境による遺伝子の発現の変化が遺伝する事が証明された。
エピジェネティクスも知らない人間がテレゴニーを「科学的でない」などと発言するのは、ちゃんちゃらおかしい(`・ω・´)
科学は万能ではないし最先端でもない。人間が常識的に知っている事であっても科学的に証明するのは難しい。
フェルマーの最終定理は証明されるまで300年かかったが、証明される前からその定理が「正しいだろう」と言う事はわかっていた。
だから科学的な証明がなされていないと言うだけで否定するのは逆に「科学的ではない」愚か者の発想だ。
実験動物の育成経験から環境要因による変化が遺伝する事を科学者たちはうすうす気付いていたが、従来の遺伝学の常識では説明がつかなかったので黙っていたそうだw
公に証明されるまでは中々言えない事実と言うのは実際にある。
人間の体は機械ではないから結構「いいかげん」なのだ。ミトコンドリアだって元々は別種の生物だったのに細胞同士がくっついている内にいつのまにか融合して細胞内にとりこまれた。
精子も同じ様に女性の体や遺伝子に取り込まれる可能性はある。
精子の一つ一つに男性のミトコンドリアDNAが付属しているが、男性側のミトコンドリアDNAは女性側の免疫細胞に食べられてしまって遺伝しないと言われている。
しかしまったく遺伝しない物が精子の一つ一つに入っている筈がない。レトロウィルスのように何らかの方法で男性側のミトコンドリアDNAが母親の側に「逆転写」する事があるはずだ。
【追記】
父親由来のミトコンドリアDNAが発見される
『ミトコンドリアが進化を決めた』と言う本によると2002年にコペンハーゲン大学病院でミトコンドリア病患者の体から父親由来のミトコンドリアDNAが発見されたそうです。
その患者には部位によって父親と母親のミトコンドリアがバラバラの割合で存在し、筋肉細胞では90%が父親由来のミトコンドリア。
しかもその内の0.7%は母親のミトコンドリアDNAと混ざって遺伝子が組み替わっていたんだとか。
やはり稀に父親のミトコンドリアDNAが遺伝する事もあるようです。異なるミトコンドリアDNAが混在するのをヘテロプラスミーと言い、実は人類の10~20%がヘテロプラスミー。
殆どは父親由来ではなく突然変異が原因のようですが。。。
0 コメント