民主主義では平等こそが最も重要視されている。
国王だろうと奴隷だろうと「一人」の人間として扱う。それが民主主義だ。
一握りの人間が富の大半を独占する不平等な、いわゆる格差社会は、存在自体が非民主主義的なのである。
金持ちは既得権を保持、拡大する為に金の力で政治を歪める。
非正規雇用の問題がなくならないのは、自民党が業界団体から政治献金(=賄賂)を貰っているからだ。
一部の資本で勝る団体が政治を動かす社会が民主主義と呼べるのか?
所得の格差は権力の世襲、機会の不平等にも繋がる。
日本は国民が民主主義を理解していない&それを守ろうと言うコンセンサスすらないので、格差が固定化すれば民主主義なんて完全に崩壊するよ。
長谷川哲也氏の「ナポレオン~獅子の時代~」を読んで知ったのだが、フランス革命後の革命政府は身分制を廃するだけでなく、金持ちの財産を貧乏人に分け与えてようとしていたらしい。
やはり「資産の差」が「政治力の差」を生み出し、不平等な社会が形成されるのが目に見えていたから、所得も平等にしようとしたのではないか?