超大陸の分裂は、シベリアでスーパープルームの大噴火によって地球が割れ、大西洋中央海嶺ができて海洋プレートの生成が始まった事によって、その直上にあったパンゲア大陸が引き離されていった為に起きた。
超大陸が割れた時には地球史上最大の地震も発生しただろう。シベリアトラップの噴火は100万年以上続いたそうなのでパンゲア大陸全体が揺れる地震も最低1万年以上続いたはず。
何しろ北極から南極まで割れている。断層の総延長距離は3万キロ以上。深さ40kmもある大陸地殻が断裂した。
ユカタン半島に落下した巨大隕石の衝突エネルギーはマグニチュード11程度と見られているが、隕石くらいでは超大陸はびくともしない。
だから最低でもモーメントマグニチュード12~M13くらいの地震が発生した。
隕石落下と違って瞬間的な揺れは大した事はない。船酔い起こす程度の揺れが延々と続いた。
大西洋中央海嶺は東シベリアまで続き、今もシベリアの地下で海洋プレートを作り続けている。
アジア大陸の下に存在するスーパーコールドプルームは、東シベリアで作られた新しい海洋プレートと、ユーラシア大陸の下に沈み込んだ太平洋プレートが衝突した事によって「海溝」の様に深く沈み込み地球深部に達してスーパーコールドプルームになっているのだろう。