new-black.jpg"反出生主義(Antinatalism)は新しい流行。繁殖するべからず"

そもそも反出生主義とは何か?

ディビッド・ベネターが有名なせいか、反出生主義とは「子供のためを考えて子供を作らない主義」であると思われがちだが、反出生主義は文字通り「子供を作る事に反対する」主義であって、その理由は「子供のため」だけに限らない。
環境保護を目的とした自主的な人類絶滅運動も反出生主義に含まれるのだから、反出生主義の動機も色々であって言葉の定義上は「子供が嫌い」という理由で反出生主義者を名乗ったって良いわけです。

万人に理解できるように語るべき

正直、ディビッド・ベネターの非対称性の理論はやや複雑だし「子供のためを思うなら最初から子供なんて作るな!」と訴えた所で大半の親はそれを無視して自分の都合を優先して子供を作り続けるでしょう。
つまり「子供の幸せ」だけを理由とした反出生主義には限界がある。子供を虐待する親だっている訳ですから、万人が納得はしない筈。

最大多数派を目指す

反出生主義の理想を実現するには反出生主義者が最大多数派になる必要があります。その為には誰もが少しは賛同できるような多種多様な「理由」が必要だし、清濁併せ持って全人類を包摂する寛大な思想にならなくてはならない。
だからこそ反出生主義者がうっかり子供を作ってしまったとしても、一人くらいなら認めても良い。全人類が過ちを犯さないなんて事はあり得ないのだから、多少は子供を作っても全体的に人口が減りさえすれば構わない。

冷静に、辛抱強く、優しく説得する

基本的に反出生主義は10代でも理解できるほどシンプルな論理です。反出生主義を感情的に否定する人間は精神年齢が5歳児レベルなのでしょう。
5歳児相手にムキになってはいけません。むしろ5歳児にも理解できるように優しく語るべきです。
相手が5歳児レベルであっても反出生主義者の方が少数派です。説得に失敗すれば政治レベルでは封殺されるのは我々の側なのです。

既婚者も取り込む

子持ちであっても反出生主義に目覚める事はあります。勢力拡大のためには子持ちの方も取り込めた方が良い。
既婚者を敵視せず、互いに感情的にならず、理性でもってベストを目指しましょう!

ハードルを上げない

反出生主義者の中には「セックスするな!」とか「ビーガンになれ!」と言う風に反出生主義と直接関係ない事を要求してくる人もいますが、害悪でしかありません。
反出生主義は反出生主義です。子供を作るのに否定的な考えさえ持っていれば(子持ちでも)反出生主義者なのです。

昔はまともな避妊具がなかったので反出生主義を貫くには性行為も避ける必要がありましたが、現代では避妊すればセックスしてもOKです。
反出生主義には同意できてもセックスは我慢できない人が殆どなので、無駄にハードルを上げて反出生主義への支持を減らす方が問題です。

反出生主義を優先する

食肉、児童の貧困、捨て犬や捨て猫の問題などなど、反出生主義は全ての問題を解決できる訳ですから、反出生主義者でビーガンなら、ビーガンを広めるより反出生主義を広める方が手っ取り早いです。
ビーガンなのに子供を産んでいたら意味がないとさえ言えるでしょう。全てのビーガンは反出生主義者になるべきですが、反出生主義者は別にビーガンになる必要はありません。
反出生主義はビーガンに優越しているのです・・・!
また、菜食主義に伴う苦労は反出生主義を貫く苦労を上回るが効果は下回ります。
ですから反出生主義のビーガンはその活動時間を反出生主義に全振りすべきでしょう。

効果的な利他主義

ピーター・シンガーらが「効果的な利他主義」と言う運動を推進していますが、反出生主義も効果的に広めて行きたいですね。
例えば勇気を出して少数の身内を説得するより、もっと気軽にネットで普及活動をする方が効率的かも知れません。
子供は生まれてこない方が「良い」のだから、何はともあれ生まれずに済む子供の数を「最大化」する事こそが反出生主義的に正しい行いです。

反出生主義を「当たり前」の常識にする

どの道100年以内に人類絶滅まで持っていく事は不可能。我々にできるのは反出生主義の理想実現の為の土台作りだけだ。全人類が人口減少こそが「善」であると考えるようにしなくてはならない。反出生主義を「常識」であり、人類共通の基本的な倫理観にするのです。
動機が何であれ世界規模で少子化が進みさえすれば良い。

豊かになれば人口が減るのは分かり切っているのだから全世界がもっと豊かになるべき。それには自由貿易の促進が有効です。グローバル化は確実に世界から貧困を減らしている
実際のところ経済発展と技術革新は反出生主義より多くの人口削減に役立っているでしょう。しかしテクノロジーだけで人類が滅びる事はないので人類全体が反出生主義的な意思と方向性を保持し続ける事が重要なのです。