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テレゴニー

別の男との間に生まれた子供に、前の夫の特徴が遺伝するという「先夫遺伝仮説」について。
  1. トランスポゾンが遺伝子を水平伝播する?
  2. テレゴニーのメカニズムは解明されつつある
  3. 【ウイルス進化論】DNAの34%はウイルスに由来
  4. iPS細胞とテレゴニー
  5. テレゴニー:更なる可能性
  6. テレゴニー:三つの可能性
  7. テレゴニーはあるかも知れない

トランスポゾンが遺伝子を水平伝播する?

DNA
レトロウイルスとトランスポゾン(動く遺伝子)には明らかに繋がりがある。
どちらが先に生まれたのかは良く分かっていないが『遺伝学でわかった生き物のふしぎ』と言う本によるとDNAの系統図を辿って行くと、どうやら「トランスポゾン」の方が先に生まれた可能性があるらしい。

何らかのきっかけによってDNAから分離したトランスポゾンが別の生物に感染する様になり、それがウイルスの起源になったのかも知れない。
遺伝子の中にあるトランスポゾンは、環境次第ではそのままレトロウイルスにもなり得ると言う事。

遺伝子の水平伝播 はレトロウイルスに感染する事で起きると思っていたが書籍『せめぎ合う遺伝子』によると必ずしもウイルス感染だけが原因ではないらしい。
別の種の血が付いた蚊やダニに刺される事で直接遺伝子が導入され、水平伝播が起きる事もあるらしい。
なぜ遺伝子の水平伝播が起きるのかについてはまだ詳しくは分かっていないそうだ。レトロウイルスだけが原因でないのは確かだろう。

トランスポゾンはレトロウイルスの近縁なのでウイルスを媒介にせずとも遺伝子の水平伝播が可能なのでしょう。
トランスポゾンによって引き起こされる突然変異は進化にも大きく関わっている。ウイルス進化説ならぬトランスポゾン進化説の様なものまである。

トランスポゾンがレトロウイルスの起源でもあるなら、なおさらテレゴニーは起こり得る。最近の研究では精子にはRNAの逆転写能力があるとも言われているし。
そもそも精子とはその一つ一つがれっきとした生命である。
性交で受精に至らなかった1億匹の精子が、そのままタダでくたばるとは思えない。最後まであがき続けるであろう事は想像に難くない。
女性の体内に吸収される前に、精子の中のトランスポゾンなどは女の体細胞の中へ脱出を試みる筈だ。
性交で傷付いた細胞内なら侵入するのは容易であろう。
そうして「水平伝播」した遺伝子が回り回って次世代に伝わる事があるのではないか、と。

男性が「顔射」などの子作りと関係ない性行為に興奮するのも、本能的にテレゴニー的な「遺伝子の水平伝播」を意図している為だと考えればそれほど不思議な事でもないのです。

【関連】
目の遺伝子は植物に由来 光合成するウミウシも発見 - NHKスペシャル『生命大躍進』
テレゴニー等による遺伝子の水平伝播が人間にも起きている事が判明(英研究)
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テレゴニーで子孫が元カレの子供と入れ替わる可能性

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テレゴニーのメカニズムは解明されつつある

人間の遺伝子にはイントロン(介在塩基)がある。塩基に組み込まれていながら全くタンパク質合成のために働かないなぞの遺伝子である。

そしてなんとレトロウイルスの一種が持つ遺伝子と全く同じ配列が一部のイントロンには存在するという事実が判明。イントロンはいわばたんぱく質を合成する時に「邪魔な存在」
なので合成時には切り取られ、しかるべき遺伝子同士が塩基を作る作用が働く。
更にレトロウイルス(エイズウイルス等)は、生物に感染するとその生物のDNAの中に自らの遺伝子を送り込む(逆転写)という特徴を持っている。

他の生物のDNAのなかに自分の遺伝子を送り込むためには逆転写酵素(自分の遺伝子を他の遺伝子に組み込む酵素)が不可欠であり、
主に【RNA】がその特徴を有している。
ちなみに【RNA】は【水に溶けやすく、逆転写酵素を有している】という特徴を持っている(全てではない)。

そして今度はテレゴニーに関係する精子に話を移してみよう。

通常精子は卵子にたどり着いて受精し、減数分裂を繰り返してそれが赤ん坊になる。
そしてその細胞分裂の司令塔的役割を果たしているのが精子の【中心体】という部分である。
ということはこの中心体が受精卵の細胞分裂の仕方を決める中心人物という事になる。

ここで皆さんは驚くべきことに気づくことになるだろう。この中心体は先ほど話した。【RNA】で構成されている。
受精卵の細胞分裂の司令塔的役割を果たすこのRNAの集まりの中に【精子の遺伝情報を逆転写(女のDNAに元カレ遺伝子を組み込む)】するものが含まれていると仮定するとどうだろうか?

今の通説では受精できなかった精子は膣内に吸収され、たんぱく質として膣内で吸収されるだけということになっている。
しかし、仮に精子の中に【逆転写酵素を持つRNA】が存在したとしたらどうだろうか?もし逆転酵素を有するRNAが元カレの精子に含まれていたと仮定すれば、
RNAは水に溶けやすい性質を持っているという生物学的事実との相乗効果で、
膣内に無造作にばらまかれた一億匹の精子たちのRNAは単に膣内で吸収されて死ぬのではなく、■エイズウイルスのように膣内に溶け込んで元カレの遺伝子を女性のDNAに逆転写酵素で組み込むことが出来る■という仮説が成り立つ。

そしてこれが事実だと仮定するならば、二人目の夫ががその女に子供を産ませてもその子供は夫の純粋な遺伝子を持った子供ではないことになる。

テレゴニーは■1890年■に動物学者のアウグスト・ウィズマンによって否定されたとされているが、
【逆転写酵素】が発見された年代は■1970年■、しかも遺伝学者と分子生物学者によって発見されている。【動物学者】からテレゴニーが否定されてから実に■80年■を経て【遺伝学と分子生物学の専門家】が逆転写酵素を発見した事は特筆すべき点だろう。

↑これはこの記事のコメントだけど素晴らしいね。当時は俺もテレゴニー否定派だったからロクに理解しようともせず安易に否定していたけれど、今ならわかります。この仮説は正しい。

人は自分の理解力を超える物を「トンデモ」と決めつけて否定しがちだ。その方が考えなくて済むし楽だから。いわゆる「バカの壁」と言うやつだろう。
常識で考えたらそりゃあテレゴニーなんて否定しますよ。無理もない話でこの理論を理解するには常識以上の専門知識がいる。高度で最先端の科学知識がなければテレゴニーは理解できない。

テレゴニーに関する海外の研究論文によると、やはり精子にはRNAの逆転写能力があるそうだ。それだけでなく精子には体細胞に侵入する能力まであると言う。

哺乳類の胎盤の形成にはレトロウイルスが関与しているし、精子の性質はこれまで考えられていた以上にウイルスに近い。
それもその筈でDNAの中にはレトロウイルスが潜んでいる。生物とはウイルスの「上位互換」であり、精子にもウイルスと同様にDNAを水平伝播する能力が備わっている。

生命とも非生命とも言えない「ウイルス」が正に無機物と生物との間を結ぶミッシング・リンクであるとする説が正しいなら、人類は生命の起源を解き明かした事になる。
実際の所、テレゴニーを引き起こすメカニズムについての説明も出そろった感がある。後は証拠さえ見つかればテレゴニーは証明できる。
水平遺伝の研究の進歩によって遺伝学の世界にパラダイムシフトが起こりつつあるのです。10年以内にテレゴニーが証明される可能性は十分にある!
教科書が書き換えられる日も、そう遠くはないでしょう。。。

【参考になる書籍】
にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語
新しいウイルス入門
遺伝子・DNAがわかる
ウイルスと地球生命
大腸菌 〜進化のカギを握るミクロな生命体
ウイルス・プラネット

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【ウイルス進化論】DNAの34%はウイルスに由来

レトロエレメント

ウイルス感染から身を守る方法』と言う本に書いてあったのだが、判明しているだけでも人間のDNAの34%はレトロウイルスに由来していて過去に感染したウィルスの残骸であるらしい。
ヒトゲノムの97%はジャンクDNAで殆ど機能すらしていないと考えられているが、実際の所DNAの大部分はウイルスの残骸に過ぎないのかも知れない。

この本の著者の中原英臣氏らが提唱しているウイルス進化論によればレトロウイルスによって種間すら超えて 遺伝子の水平伝播が起きていると言う。
ウイルスを使った遺伝子組み換えでラットの遺伝子をマウスに組み込んで「スーパーマウス」を作った所、その子供も半分はスーパーマウスだったらしい。
水平伝播した遺伝子は親から子へ「垂直」にも伝わる。

レトロウイルスの感染がきっかけで進化が引き起こされる事もあるそうだ。進化の全てがウイルスによるものではないが、間違いなく一部はウイルスが関与している

「君たちはある場所で繁殖を始めると、資源を使い切るまで繁殖をやめない。生き残るためには、繁殖場所を広げるしかない。君たちに似た有機体がこの星にもう一ついる。何だと思う?ウイルスだよ」
これは映画『マトリックス』のセリフだが、確かに人間の行動もウイルスと大差がなかったりする。利己的遺伝子とはウイルスそのものではないか?
ヒトゲノムの34%はウイルスと同一であるし、最初の生命はウイルスに近い存在だった。
生物はウイルスから進化したと言っても過言ではなく、元々人間にもウイルス的な性質が備わっているのでしょう。

有性生殖の起源もウイルスが「感染」によって遺伝子を増やしたのが始まりであり「遺伝子の水平伝播」が進化して有性生殖になった。
実際、精子が受精して増殖する様子はウイルスが感染によって増殖するのと良く似ている。

遺伝子の伝達手段としては垂直遺伝よりも水平遺伝の方が古く、ノーマルな現象である。
ウイルス進化論的に考えるとテレゴニーが起きるのは不思議でも何でもなく、むしろ自然であり当たり前。
妊娠するとマイクロキメリズムで胎児の細胞が母親の体内に混ざり、胎児の細胞を介して母親の側にも父親の遺伝子が水平伝播し、それが第二子にテレゴニーするのでしょう。

本来遺伝しない筈の父親のミトコンドリアDNAが一部の臓器から見つかったミトコンドリア病患者の体内からは、母親のミトコンドリアDNAと父親のミトコンドリアDNAがミックスされた細胞も見つかっている。
同じ人間の中に異なる遺伝子を持つ細胞があると両方の遺伝子が混ざり合うと言う事が実際にあるのです。

テレゴニー否定派は、まず「ウイルス進化論」が完全に間違いである事を証明すべきである。
それができないのであれば、テレゴニーもまた否定できないと言う事が、ご理解いただけると思います(暗黒微笑)

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iPS細胞とテレゴニー

赤血球
テレゴニーが引き起こされる最大の要因はマイクロキメリズムにあると見て間違いないだろう。
胎児の細胞が血流に乗って母親の全身に流れ、混ざる。その細胞が母親を介して次男にも伝わる。
マイクロキメリズムは「マイクロ」であっても一人の体の中に複数のDNAが存在するキメラDNAと呼ばれる物である事に違いはない。
妊娠によって母親も「キメラDNA」になるのです。夫の遺伝子を持つ細胞が母親と融合する為に「夫婦は似てくる」のではないか?

最近ピロリ菌が細胞を初期化してiPS細胞に変える事が発見された。マイクロキメリズムで混ざった前夫の細胞がピロリ菌と接触してiPS細胞になったとしたらどうなるのか?
細胞が分裂と増殖を繰り返して胃などの臓器の一部を構成するようになるかも知れない。
実際にヒトの腸内なんかだと結構本人以外の細胞が混ざってキメラ化してたりするそうだ。遺伝子検査でわざわざそんなところの細胞は取らないから気付かないだけで。

ピロリ菌がなくても胎児の細胞はそのまんま万能細胞の様に機能するのかも知れない。全身の細胞は10年ほどで全て入れ替わるのに母親の体内にずっと胎児由来の細胞が残るのは、細胞が分裂を繰り返して「生き続けている」証拠だ。

ピロリ菌がiPS細胞を作るなら妊娠経験がなくても精飲やカニバリズムによってもキメラDNA、ひいてはテレゴニーが起きる可能性がある。
体の中に別人の細胞が混ざっていたら健康に良いはずがない。精飲やカニバリズムが有害なのはマイクロキメリズムが原因かも知れないですね。
経産婦が劣化するのも夫の細胞が混ざった事による免疫負担の増加が理由の一つでしょう。
ともかく出産していなくても非処女であればテレゴニーは起こり得る、と言うこと(`・ω・´)

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テレゴニー:更なる可能性

非処女には過去に中田氏した男のDNAが残っています、これを「テレゴニー」といいます
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1352452124/

66 :名無しさん:2012/11/09(金)
全くゼロの説ではないよな。人間の体調べれば、今までどういう物を体に取り込んで来たか
米、小麦どっちが主食だったか豚肉を多く食ってたベジタリアンだったとか判別できるんだから
取り込んだ精子が影響を与えてない可能性がゼロというのはまずない、後はどれくらいの影響があるかだけ

68 :名無しさん:2012/11/09(金)
精子のミトコンドリアは通常は受精後に、卵子にあるたんぱく質によって分解されるので
mtDNAは母性遺伝するんだけど、
近縁種との交配では父親のミトコンドリアが50%くらいの確率で生き残るという研究結果がある
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol1No2/TJB200210HY.html

前彼の精子が女の免疫を変更

女性の体は、精子を無意識に「選択」し、一部の男性の精子を受け付けて妊娠に至る一方で、あまり適さない精子については妊娠するチャンスを葬り去っている可能性がある。
オーストラリア・アデレード大(University of Adelaide)によるこうした研究の結果が23日明らかにされた。
同大のサラ・ロバートソン(Sarah Robertson)教授によると、これまでの研究から、精子には「信号伝達分子」が含まれていると推定できる。
これは、女性の体に入った時、受け入れてもらえるよう体内の免疫システムを変更するというものだ。  
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2737450/5910299

206 :オープン2シーターの風 ◆n5g8z7kBQg :2012/11/10(土)
この俗説は流石に嘘だろ、と思ってたが、黒人と付き合ってた女が結婚して生まれた子供が妙に色黒で、ちょっと信じてるは(笑)

ミミズにシッコの民間伝承と同じレベルの事情かもしんね。。。
理由は不明だか実際に起こる

保健体育レベルの知識でテレゴニーを否定している者が多いが、テレゴニー否定派の人はエピジェネティクスって知ってるの? 恐らくは知らないであろう。
エピジェネティクスとは従来否定されていた獲得形質の遺伝の事だよ。最近になって親の環境による遺伝子の発現の変化が遺伝する事が証明された。
エピジェネティクスも知らない人間がテレゴニーを「科学的でない」などと発言するのは、ちゃんちゃらおかしい(`・ω・´)

科学は万能ではないし最先端でもない。人間が常識的に知っている事であっても科学的に証明するのは難しい。
フェルマーの最終定理は証明されるまで300年かかったが、証明される前からその定理が「正しいだろう」と言う事はわかっていた。
だから科学的な証明がなされていないと言うだけで否定するのは逆に「科学的ではない」愚か者の発想だ。

実験動物の育成経験から環境要因による変化が遺伝する事を科学者たちはうすうす気付いていたが、従来の遺伝学の常識では説明がつかなかったので黙っていたそうだw
公に証明されるまでは中々言えない事実と言うのは実際にある。
エピジェネティクス一つをとっても母親が非処女で10代でセックスしている場合は何らかの影響を子孫に与えるだろう。

人間の体は機械ではないから結構「いいかげん」なのだ。ミトコンドリアだって元々は別種の生物だったのに細胞同士がくっついている内にいつのまにか融合して細胞内にとりこまれた。
精子も同じ様に女性の体や遺伝子に取り込まれる可能性はある。
精子の一つ一つに男性のmtDNAが付属しているが、男性側のmtDNAは女性側の免疫細胞に食べられてしまって遺伝しないと言われている。
しかしまったく遺伝しないmtDNAが精子の一つ一つに入っている筈がない。レトロウィルスのように何らかの方法で男性側のmtDNAが母親の側に「逆転写」する事があるはずだ。

精液は無害ではない。中出しすれば子宮の病気の原因にもなる。
他の男に中出しされまくった女が処女と同価値だなんて「ありえない」話なのです。。。

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【追記】
『ミトコンドリアが進化を決めた』と言う本によると2002年にコペンハーゲン大学病院でミトコンドリア病患者の体から父親由来のミトコンドリアDNAが発見されたそうです。
その患者には部位によって父親と母親のミトコンドリアがバラバラの割合で存在し、筋肉細胞では90%が父親由来のミトコンドリア。
しかもその内の0.7%は母親のミトコンドリアDNAと混ざって遺伝子が組み替わっていたんだとか。
やはり稀に父親のミトコンドリアDNAが遺伝する事もあるようです。異なるミトコンドリアDNAが混在するのをヘテロプラスミーと言い、実は人類の10〜20%がヘテロプラスミー。
殆どは父親由来ではなく突然変異が原因のようですが。。。

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テレゴニー:三つの可能性

前の夫の特徴が別の男との間に生んだ子に遺伝するテレゴニーは従来の常識では説明が付かなかった。
しかし最新の科学では逆にテレゴニーを完全否定する方が難しくなっている。ここではテレゴニーを引きおこす3つの可能性について述べてみたい。

1:前夫の細胞が子供に混ざる
母親と胎児の間で互いに細胞が行き来するマイクロキメリズムと呼ばれる現象がある。
母親の体内に残った兄弟の細胞が胎児に移行する事もあるので、前夫の細胞が赤ん坊の体の中に混ざってしまう。
長男/長女に比べて二番目以降に生まれた子供は体が虚弱になりがちだそうだが、これは長子の細胞が弟/妹の体内に混ざり、免疫の反応をおかしくさせているためらしい。
マイクロキメリズムで残った前夫の細胞が遺伝子の発現に影響を与えるかは不明だが、免疫などに悪い影響を与えるのは確かでしょう。
出産経験がなくても中絶を経験していればマイクロキメリズムが起こると思われるので、気になるなら注意が必要ですw

2:夫婦は似てくる。ならば前夫とも
「夫婦は似てくる」とよく言われますが、これは妊娠で夫の遺伝子を取り込んだ事によって妻の体に何らかのエピジェネティクスな変化が起き、夫に似てくるためではないでしょうか?
母親が父親に似てくるなら、前夫にも似るでしょう。母親が変化した事によって子供が前夫の特徴を備える事があるかも知れません。

3:キメラDNA
マーモセットでは珍しくないのだが人間でも稀に体の中に複数のDNAを持って生まれてくる人がいるらしい。
胎児の中に前夫の細胞が混ざってしまった為にキメラDNAになり体の一部が前夫に似るという事もありえるのではないか?

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【追記】
シャロン・モアレム著『迷惑な進化』によると「ある種のレトロウイルスは体細胞のDNAを生殖細胞に伝えることができる」そうです。
レトロウイルスは胎盤の形成にも関与している為、全ての人の遺伝子の中に何らかのレトロウイルスが存在します。
マイクロキメリズムで残った胎児の細胞がレトロウイルスの力を借りて母親の生殖細胞に遺伝子を伝える事は理論上は可能なのです。

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テレゴニーはあるかも知れない

野田聖子が代理母出産でダウン症児を産んだ事件で知ったのだけど、代理母出産では代理母と子供の間には遺伝的なつながりはないが、妊娠中に代理母の細胞が胎児の体に入り込んで血肉の一部と化し、何らかのエピジェネティクスな変化を引き起こすらしいね。
数十年経っても胎児の中に代理母の細胞は残り、取り除く事はできない。
だから代理母とその子供はまったくの赤の他人とは言えないそうだ。

提供された卵子と精子に問題はなかったのに、ダウン症児が生まれたのは野田聖子の腐った細胞のせいだろwww
大人には影響のないレントゲン程度の放射線でも妊婦が浴びると胎児が奇形になり易くなるように、加齢によって損傷したDNAを持つ野田聖子の細胞が胎児と混ざった為に子供がダウン症になった。
これは一種のテレゴニーと言えるのではないかな?

代理母の細胞が胎児に受け継がれるなら胎児の細胞もまた母親の方に残るだろう。
父親の遺伝子を持つ胎児の細胞が母親に渡り、母親にもエピジェネティクスな変化を与えるとしたら?
昔から「夫婦は似てくる」と言われているし、妊娠中に髪質や体質が変わる女性は多い。
母親の体内に残った胎児の細胞が次の子供にも引き渡されたならテレゴニー(先夫遺伝)は起こり得る!

獲得形質の遺伝が証明されたのもつい最近の事。99.9%は仮説です。常識がひっくり返る事もあるのです。

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