6550万年前にカリブ海に衝突した小惑星は地球を貫通してアフリカの下を通ってインドの脇から宇宙に突き抜けて行った。
砂漠化が進行している場所は、小惑星の衝撃波が伝わった部分に多い。
北アフリカの地質が明らかに中央アフリカと違うのは小惑星の通過が原因。
小惑星が地球内部を通過すると、その衝撃波がマントルに摩擦を起こして周囲のマントルが丸ごとスーパーホットプルームに変わる。
小惑星の軌道上が砂漠化するのはホットプルームの熱の影響と、衝撃波によって固く不毛な大地に変わってしまう為だろう。
カリブ海ーインドを結ぶ横のラインだけでなく、アメリカ西海岸も砂漠化が北に向かって進行している。
パンゲア大陸の頃アメリカはユーラシア北部とくっついていた。
南極ーシベリアを結ぶラインも砂漠化している。オーストラリアは南極の一部だったので砂漠化が激しい。
2億5千万年前に南極に衝突して超大陸を割った小惑星も地球を貫通してシベリアから抜けて行ったのではないか?
シベリアに穴が空いた事によってシベリアトラップの大噴火が起きたのでは?
6550万年前のカリブ・クレーターの小惑星は浅い角度で衝突したとは言え地球を貫通している。
南極の小惑星も少なくとも地球中心部くらいまで到達したはずだが、超高速で移動する小惑星が途中でピタリと止まると考える方が逆に不自然。
俄には信じがたいが南極で衝突した小惑星は地球中心近くを貫通してシベリアから抜けて行った。
小惑星が地球を中心を貫通した事によって衝突エネルギーは地球全体に伝わり、マントル全てが熱せられて地球が膨張し、パンゲア大陸をとりまく中央海嶺から一斉にマグマが噴出。地球は火の海と化した。
小惑星の衝突によってファイアボール・アースになったのです。
2億5000万年前と6550万年前の小惑星衝突によって発生したホットプルームは今も残っていて貴重な熱源となっている。
あるいは地球温暖化にも影響しているのかも知れない。
スーパーホットプルームの熱が完全に失われると中央海嶺でのプレートの生成も止まり、地球は寒冷化しスノーボール・アースになる。
そして再び小惑星が衝突するとスーパーホットプルームによって氷が溶かされファイアボール・アースに変わり、生物が住める環境に戻る。
小惑星の衝突は生物の大量絶滅を引き起こすが、皮肉な事に小惑星の定期的な衝突によって熱エネルギーが提供されなければ地球環境は維持できず、氷に覆われた惑星になっていたのでしょう。
ウィキペディアの大陸移動説の項目では上のGIF画像で大陸の移動が説明されているが、ハッキリ言ってしまえばこの画像は大間違いである。
パンゲア大陸はこんなにバラバラになっていない。
大西洋が拡大したくらいでアフリカ・ユーラシア・北アメリカ・南米・南極はずっと繋がったままだった。
せいぜい南極とオーストラリアが分裂したくらいで超大陸全体は分裂しておらず、パンゲア大陸が「分裂した」と表現するより「割れた」事によって羽を広げる様に「開いた」と言う方が正確だ。
アルフレッド・ウェゲナーの『海洋と大陸の起源』は第4版まであり、改訂する度に大幅に修正されていてパンゲア大陸の概念図も初版と第4版では異なっている。
最終的に第4版では大陸の移動は↑の様に説明されていて、こちらの方が正しい。
しかしパンゲア大陸のイメージは初版の頃の間違った物が定着してしまった。
ウェゲナーさんはパンゲア大陸に空いた穴がグリーンランドだと気付いて理論を修正し、グリーンランド調査中に事故で帰らぬ人となった。ウェゲナーさんマジリスペクト。
2億5千万年前に超大陸の分裂と移動が始まったと言うのが定説だが、実際は大西洋中央海嶺(=環ユーラシア中央海嶺)の活動によって海洋が拡大しただけだ。
本格的に超大陸の分裂が始まったのは、6550万年前に恐竜を絶滅させた小惑星の衝突が原因。
小惑星によって南北アメリカ大陸が寸断されて南米が南下。陸橋の様に繋がっていた部分が折れ曲がって南米と南極が分離し、押し出される様にしてオーストラリア大陸が北上を開始。
小惑星は地球を貫通しアフリカ大陸の地下を通過してインドの脇にあるシバ・クレーターから飛び出した。
アフリカとアラビアがユーラシア・プレートから分離したのも小惑星が地下を通過した事による衝撃波が原因だろう。それまでアフリカとユーラシアは完全に一体だった。
2億5千万年前より、6550万年前の小惑星の衝突の方がプレートと大陸の移動に与えた影響は大きい。
それまで超大陸は分裂していなかったのです。
スーパープルームの噴火によって大西洋中央海嶺ができてパンゲア大陸の分裂が始まった。
しかし大噴火はシベリアで起こったのだから、大西洋側にだけ海嶺ができるのはおかしい。
シベリアを中心として反対方向にも海嶺は伸びていたのではないか?
大西洋中央海嶺は東シベリアまで延長している事が確認されているが、シベリアの地下の海嶺で作られたプレートと太平洋プレートが衝突して出来たと考えられるスーパーコールドプルームは、もっと南の方まで続いている。
ひょっとするとインドネシアまで続いているかも知れない。そしてインドネシアと南西インド洋海嶺も地下で繋がっているのでは?
インド・オーストラリアプレートが北上した事によって南西インド洋海嶺がプレートの下に隠れてしまっているが、目には見えなくても確かに海嶺が存在する。と言うかうっすら見えてるw
南西インド洋海嶺は大西洋中央海嶺と繋がっている。そうすると世界中の殆どの中央海嶺は一本に繋がり、ぐるっとユーラシアとアフリカを取り囲んでいる事になる。
これは一つの環ユーラシア中央海嶺とでも呼ぶべきものではないか?この海嶺の内側こそが元々のユーラシアプレートの領域だったのでしょう。
海嶺が環状に閉じているなら、海嶺は内側に向けてもプレートが作られるのでユーラシアとアフリカは段々と隆起しているのではないか?
プレートの増大によってユーラシア・アフリカは面積が非常に大きくなっている。
スーパープルームの噴火後、環ユーラシア中央海嶺が全地球規模で活動を開始してマグマを噴き出した為に、海中の酸素が燃焼され尽くして海洋無酸素事変が生じたのだろう。
しかしこれだけ大規模なマグマの活動が超大陸形成によるマントル対流の変化によってのみ起きたとは考えにくい。
やはり以前からその可能性が指摘されていた様に、2億5千万年前に南極で衝突した直径50kmの巨大隕石がスーパープルームを発生させ、超大陸分裂の引き金を引いたのではないか?
この隕石、というか小惑星の衝突はヤベぇ。正にセカンドインパクト・・・!
クレーターの直径が500kmなら地殻を貫いて直接地球内部にまで到達し、衝撃を与えただろう。
南極での天体衝突による衝撃波が地球の裏側のシベリアにまで伝わってスーパープルームを噴火させた。
この小惑星の衝突によって南極とオーストラリアが分裂した。つまりこの小惑星は南極大陸のど真ん中に落ちた事になる。
そんなに都合良く地球の軸の中心に命中するものだろうか?
南極の巨大クレーターを作った小惑星の衝突によって地球の自転も乱れた筈だ。
衝突エネルギーが同心円状に広がり、マントルも外側に広がって赤道が膨らむ。
遠心力で独楽が安定して回る様に、赤道の膨らみによって隕石の落下地点を中心に地軸が安定する様になり、ポールシフトが起きた。
南極に小惑星が衝突したのではなく、小惑星が衝突した場所が「南極」になったのです。
小惑星衝突による赤道の膨張こそがパンゲア大陸分裂の原因と言える。赤道付近の圧力の高まりによって環ユーラシア中央海嶺の大規模な噴火が引き起こされたのでしょう。
これほど大きな天体の衝突でなくてもポールシフトは起こり得る。
6550万年前にユカタン半島に直系160kmのクレーターを作った隕石によってもマントルの対流は変化したはず。
今後地軸はちょっとづつユカタン半島の方角に移動するのかも知れない。
超大陸の分裂は、シベリアでスーパープルームの大噴火によって地球が割れ、大西洋中央海嶺ができて海洋プレートの生成が始まった事によって、その直上にあったパンゲア大陸が引き離されていった為に起きた。
超大陸が割れた時には地球史上最大の地震も発生しただろう。シベリアトラップの噴火は100万年以上続いたそうなのでパンゲア大陸全体が揺れる地震も最低1万年以上続いたはず。
何しろ北極から南極まで割れている。断層の総延長距離は3万キロ以上。深さ40kmもある大陸地殻が断裂した。
ユカタン半島に落下した巨大隕石の衝突エネルギーはマグニチュード11程度と見られているが、隕石くらいでは超大陸はびくともしない。
だから最低でもモーメントマグニチュード12〜M13くらいの地震が発生した。
隕石落下と違って瞬間的な揺れは大した事はない。船酔い起こす程度の揺れが延々と続いた。
大西洋中央海嶺は東シベリアまで続き、今もシベリアの地下で海洋プレートを作り続けている。
アジア大陸の下に存在するスーパーコールドプルームは、東シベリアで作られた新しい海洋プレートと、ユーラシア大陸の下に沈み込んだ太平洋プレートが衝突した事によって「海溝」の様に深く沈み込み地球深部に達してスーパーコールドプルームになっているのだろう。
海嶺から地球内部のマグマが吹き出して固まると海洋プレートができる。海洋プレートはマントルが冷えて固まった物であり、マントルの最上部階層であると見なす事が可能だ。
地球上は全て海洋プレートに覆われているのではないか?
全ての大陸は、海洋プレートに乗っかって移動している大きな岩の塊に過ぎない。
海洋プレート同士が衝突すると海溝ができて地球内部に沈み込むが、大陸同士がぶつかっても大陸は沈まず、海洋プレートから引き剥がされてヒマラヤの様にせり上がるだけだ。
大陸は海洋プレートに乗って移動し続けるので別の大陸とぶつかって次第に一つにまとまり超大陸が形成される。
大陸プレートと海洋プレートに本質的な違いは存在せず、表面に大陸があるかないかの差でしかない。
太平洋プレートが巨大な割に大陸が存在しないのは、太平洋プレートは古く、移動速度も速いので太平洋プレート上にあった大陸は既にユーラシア大陸と衝突して合体した為ではないか?
海洋プレートの沈み込みがマントルを対流させてスーパープルームを発生させる。
大陸地殻は地表に到達したスーパープルームが冷えて固まった事によってできたのだろう。
だからスーパープルームが発生すると大陸の面積が増える。南太平洋にあるスーパーホットプルームが噴火したら新しい大陸が出来るかも知れない。
太平洋プレートは南米にある東太平洋海嶺から北上し、オーストラリアプレートと接触するとマグマを発生させて太平洋上に島ができる。
そうしてできたのがマーシャル諸島やツバルであり、これらの島々はホットスポットによってできたハワイ諸島の様に太平洋プレートの動きに沿って並んでいる。
フィリピン海プレートができる前、太平洋プレートは今よりも北向きに進んでいた。
その頃はマーシャル諸島も北向きに並んでカムチャッカ半島や北海道の辺りで沈み込んで付加体になっていた筈だ。
北海道で巨大地震が起きるのは沈み込んだ島々が巨大なアスペリティーとなって引っかかっている為かも知れない。
点々と並んだマーシャル諸島が切り取り線のように太平洋プレートを脆くし、そこにオーストラリアプレートからの圧力が加わった為に太平洋プレートが断裂してフィリピン海プレートができたのではないか?
フィリピン海プレートの移動に伴って伊豆・小笠原海溝も横方向に移動しているそうだ。
小笠原海溝は昔はもっと太平洋側にあり、マーシャル諸島と繋がっていたのでしょう。
フィリピン海プレートの下に太平洋プレートが沈み込む様になってから、小笠原海溝は隆起しつつ横にスライドして日本列島と合体した。
フィリピン海プレートの様に太平洋プレートはユーラシアプレートの地下でも割れているはず。
ユーラシアプレートと北米プレートの境界と思われているラインは実際はフィリピン海プレートの延長線であり、太平洋プレートが割れた部分だと思われる。
恐らくユーラシアプレートと北米プレートは地球一周して一つに繋がっている。境界はない。
大西洋の拡大で北米とユーラシアが「圧縮」されたせいでアリューシャン列島は曲がっているのではないか?
【追記】
太平洋プレートのメガリス崩落(沈み込んだプレートの断裂)でフィリピン海プレートが出来たと言う説もあるそうです。
物体は暖めれば大きくなるし、冷やせば縮む。これは地球とて同じ事。
地球温暖化、あるいは寒冷化が進めば地球のサイズ自体が変わってくるのではないか?
地球は完全な球体ではなく赤道部分が膨らんだ楕円形をしている。遠心力や熱膨張によって地球の形は変わり得るのです。
地球が太陽から受ける総エネルギーは1日分だけでマグニチュード11.5に相当する。必然的に太陽活動の増減によって地球は大きな影響を受ける。
太陽活動と火山活動 泡箱としての火山 [PDF]
宇宙線と地震や火山の噴火の関係
気候変動モデルには見直しが必要
太陽からの放射線によってマグマが沸騰し火山が噴火する事もあるらしい。そしてそれが地震をも引き起こす。
マグマに含まれる水分が地殻に染み込む事で断層がすべり易くなり、地震を誘発する。
実際アメリカではシェールガスの採掘で掘った穴に排水を流し込んだため、地震が多発するようになった。
地球以外の星では地震はほとんど起きない。「水の惑星」と呼ばれる地球だからこそ地震が起き易いのでしょう。
地表はマントルに浮かぶ薄い皮みたいなもの。マントルが膨張すれば地表にマグマが溢れ出たりする。
地熱の半分は地球内部にあるウランなどの原子の崩壊熱であるらしい。しかし原子力と言えど無限ではない。
地球は長期的には熱エネルギーを失い寒冷化していく。そしてちょっとづつ小さくなる筈なのです。
シベリアの地下には2億5千万年前に超大陸を分裂させるほどの大噴火を起こしたスーパープルームが眠っている。
そう言われてみるとユーラシア大陸と言うのはシベリアを中心に広がっている様に見えなくもない。
世界最大の大陸の中心に世界最大のスーパープルーム。これは偶然か?
スーパープルームを中心に陸地が拡大していったと考えた方が自然でしょう。
『天空の城ラピュタ』の巨大飛行石のようにシベリアのスーパープルームがユーラシア全土を浮上させ、他のプレートを吸い込む原動力になっている。
ユーラシアプレートの下に他のプレートが沈み込んでユーラシアと合体したり、沈み込んだプレートが地中でマントルを上昇させて火山による造山活動が活発になる事で陸地を増やしている。
カムチャッカ半島、樺太・北海道も元々は海の底にあった。
昔は「台湾ー朝鮮半島」を結ぶラインがユーラシアプレートの東端だったのだろう。ユーラシアが拡大した事で日本海ができた。
ユーラシアはこれからも拡大を続け、いずれ全ての大陸を呑み込んで超大陸になる。
あるいはアメイジア大陸の様な形になるのかもしれないが・・・。
その頃にはプレートの沈み込みによるホットプルームの増加でシベリアトラップのスーパープルームも極大レベルになり、遂に大陸の地殻をブチ破って地上に到達して2億5千万年前と同じ様に大噴火を起こし、超大陸を再びバラバラにする。
世界はそんなサイクルを繰り返してきた。
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